臨床心理士

心に抱えた問題を乗り越えるためのお手伝い

どんな仕事?

「臨床発達心理士」も存在

 臨床心理士は、精神科医のように薬やその他の治療法を使った医療行為をするわけではありません。心理テストやカウンセリングを行い、じっくり時間をかけて本人の話を聞き、その人が抱えた心の問題を一緒に乗り越えていくのが仕事です。医者との連携が大切です。なお、臨床心理士とは別に、自閉症やひきこもりなど発達心理学関係の問題を主な対応分野とする資格として「臨床発達心理士」も存在します。

つくには?

専門性から信頼の高い資格

 資格を取得するには、(公財)日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院で心理学の修士号を取得するなど所定の要件を満たすことが必要です。
 毎年1回、同協会で資格審査(一次試験は筆記、二次試験は面接)が行われ、この試験に合格したうえで、資格認定証書の交付手続きを所定期日までに完了すると資格が認定されます。

適性は?

物事を冷静に観察・分析すること

 臨床心理士が対応するクライアント(心理的問題を抱える本人のこと)は、神経症、心身症、自閉症、登校拒否、アルコール依存症、摂食障害などのさまざまな問題を抱えています。それぞれの悩みは幅広く多様なので、相手の個性を受け入れる寛容性、柔軟性を持ち、かつ客観的に観察・分析できる人に向いています。

関連学科

心理学科、発達心理学科 など

持っていると有利な資格

・公認心理師 ・臨床心理士 ・産業カウンセラー ・精神対話士 など

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