質の高い医療、そして医療従事者の負担軽減へ
医療業界でAI・デジタル技術の普及進む!!

こども・福祉・心理・看護・医療・健康
2020年からのコロナ禍を機に、医療業界は大きく変わり始めています。全国各地の病院では看護師らの負担軽減・感染拡大防止のため「AI問診」が増加。初診の患者はタブレット端末やスマートフォンで質問に回答し、情報は即座に電子カルテへ反映されるため、長い待ち時間の短縮や事務作業の効率化につながっています。
また、今年7月には愛媛県のHITO病院とオンライン診療サービスを提供する株式会社スマートゲート、NTTコミュニケーションズ株式会社が連携し、「医療現場におけるスマートグラスを活用した未来型看護の実現に向けた実証実験」が開始。病室に設置したカメラ映像をスマートグラスに投影して患者の様子を確認することや、視点映像を関係者同士で共有することが可能とのことで、現在さまざまな実験・検証を実施しています。将来的にはスマートグラスを活用した「未来型看護」のサービス化を検討しているとのことです。
その他にも、内視鏡検査を基にAIが病変部位を診断する「胃がん識別AI」や調剤業務の行うロボットなど、さまざまな技術の開発・運営が始まっています。医療従事者の人材不足や医療業務の質の向上、人的ミスの防止といった課題解消のためにも、今後医療業界ではAI・ロボットなどの最新技術の活用がさらに増えていくことでしょう。
参照:厚生労働省、プレスリリース(社会医療法人石川記念会HITO病院・株式会社スマートゲート・NTTコミュニケーションズ株式会社/株式会社 AIメディカルサービス)
2023年10月26日更新