ホテル・ブライダル・トラベル・エアライン・国際関係・公務員

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業界の"今"を探ってみよう

移動需要の復活、国外線は前年比139.2%増に

国内業界規模

<国際航空旅客数> 1,625万人
<国内航空旅客数> 10,397万人

(令和5年 航空輸送統計速報より)

従業員数

<全日本空輸(株)> 12,803名(2023.3月現在)
<日本航空(株)> 13,883名(2024.3月現在)

(各社HPより)

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最新動向

新型コロナウイルスからの復活を遂げた前年に引き続き、2023年における国内定期航空輸送の旅客数は、全体として10,397万人で前年比30.7%増、国際航空輸送の旅客数は1,625万人で前年比139.2%増と、前年を大きく上回りました。特に成田国際空港に代表される国際線は好調で、今後も順調に増加傾向が望めます。

供給増加によりホテル不足は解消

業界規模

<旅館業> 90,705施設(前年度比+990軒)
<旅館・ホテル> 50,321施設(前年度比-202軒)

(令和4年度衛生行政報告例生活衛生関係 厚生労働省)

宿泊者数

<日本人宿泊者数>
3,633万人(2024年2月)(前年同月比+3.2%)
<外国人宿泊者数>
1,152万人(2024年2月)(前年同月比+94.2%)

(令和6年2月観光庁 宿泊旅行統計調査)

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最新動向

2023年5月から新型コロナウイルスの位置づけが「5類」に移行したことや、十分な感染対策を行う等の不断の努力が実を結び、徐々に客足を回復しているホテル業界。復活の兆しが見えた2022年から、抑制されていた旅行へのリベンジ消費による需要増加もあり、大手が軒並み売り上げを伸ばしており、かなり日常が戻ってきた状況といえるでしょう。さらには円安により訪日外国人も堅調に回復・増加しており、しばらくは活況が続くとみられます。

訪日外国人が回復、国内旅行も回復目指す

業界規模

<訪日外国人旅行客数>
2,506万人(2023年度)(前年度比+554.1%)
3,081,600人(2024年3月)(前年同月比+69.5%)
<日本人海外旅行者数>
9,624,100人(2023年度)(前年度比+247.2%)
1,219,800人(2023年3月)(前年同月比+75.7%)

(日本政府観光局)

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最新動向

2023年の年間訪日外客数は、25,066,100人となり、4月の水際措置撤廃以降、訪日外客数は右肩上がりで急回復を遂げています。2023年3月に策定された第4次観光立国推進基本計画では3つの柱「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」が示されるとともに、旅行消費額・地方部宿泊数等に関する新たな政府目標が掲げられています。

婚姻件数は微増で業績は堅調に推移

業界規模

結婚式場・手配ランキング
1位 ツカダ・グローバルHD 516億円
2位 テイクアンドギヴ・ニーズ 455億円
3位 BP(2020年) 257億円
3位 エスクリ 241億円
5位 ワタベウェディング(2021年) 196億円

(2022~2023年 業界動向)

最新動向

ブライダル業界の市場規模は激減し、厚生労働省によると2023年の国内の婚姻件数は、489,281組で前年より30,542組減少しました。コロナ禍に見舞われた2020年に大幅減少したのち、22年はその反動からわずかに持ち直しました。その後、コロナ禍が収束したことで、結婚を先延ばしにしていた人たちを中心に巻き返す動きが期待されましたが、2023年に再び大きく下振れた形となりました。コロナ禍で雇用の不安定化や人の出会いが極端に抑制されたことをきっかけに、婚姻数の減少が顕著となったと考えられます。( 令和5年(2023)12月分人口動態統計:令和6年2月)

公務員の人数 合計約3,393,000人

業界規模

<国家公務員>約593,000人

(国家公務員の給与(令和6年版)

<地方公務員>約2,800,000人

(国家公務員の給与(令和6年版)

種類・職種

<国家公務員>
高卒程度:皇宮護衛官・刑務官・入国警備官・税務職員・航空保安大学生・海上保安大学生・海上保安学生・気象大学校など

<地方公務員>
都道府県庁や市役所、町村役場、地方の警察庁・消防署職員、地方自治体が運営する保育園や福祉施設、図書館・博物館・美術館、県立病院、公立小中高校など

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一般職(高卒者)の動向

昨年度(2023年度)の国家公務員一般職(高卒者試験)は、申込者が9.889人で最終合格者が3,407人。倍率(申込者/最終合格者)は2.9倍でした。過去3年と比較すると、2019年の5.1倍を筆頭に年々倍率が少しずつ下がっています。女性の合格者は1,289人で合格者の約38%でした。これは過去3年で最も高い割合です。(国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)区分別実施状況2023年度より)

Q&A形式で知る業界の最新キーワード

Q1  「インバウンド」ってどういう意味?

A.海外から日本への旅行
最近ニュース番組などで、インバウンド(Inbound)という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。もともとの英語では「本国行きの」「帰航の」などの意味で使われていますが、近年、旅行関連の事柄において、海外から日本への旅行のことをインバウンドと呼ぶことが増えています。反対に、日本から海外への旅行のことは、アウトバウンドと呼ばれています。

Q2  「サスティナブルツーリズム」とは?

A.「持続可能な観光」のこと
サスティナブルツーリズムとは「持続可能な観光」という意味で、自然環境や伝統文化を保全するとともに、多様な旅行者を受け入れられる環境を整備することで、観光地として持続的に発展していこうという考え方です。サスティナブルツーリズムには、ベジタリアンやヴィーガン、ハラールなど、いわゆる「食の多様性」への対応も含まれています。

Q3  「リゾートバイト」って何?

A.宿泊施設などに短期間移住して働くこと
リゾートバイトとは、日本全国のリゾートホテルや旅館、飲食店・テーマパーク・レジャー施設・スキー場等に短期間移住し、従業員寮で生活しながら勤務する働き方です。収入を得るだけでなく、新しい仲間との出会いや多様な価値観に触れる経験など、海外でのワーキングホリデーに近い、体験価値を国内でも得られる手段として人気です。

新卒採用情報

新卒の初任給は学歴により差も。その後は個人の頑張り次第

 観光業界は新型コロナウイルスの影響により、非常に厳しい状況にありました。しかし、現在では収束に向かい、回復傾向にあります。
 初任給について下の表で比べると、一般的に4年制大卒者は短大・専門卒者や高卒者よりも給与が高くなる傾向にあります。しかし、近年では学歴や年齢ではなく、個人の素質や実践力を持った人材がより強く求められるようになってきています。頑張り次第では、将来的に収入面で逆転する可能性も十分にあります。就職後は、学歴を問わず、学んできた技術や知識をどう活かすかが問われていくでしょう。

●東京都産業労働局「中小企業の賃金事情」(令和5年版)

  高校卒 専門学校卒 高専・短大卒 大学卒
産業計 198,421円 209,953円 208,701円 222,005円
運輸業 199,836円 209,880円 207,667円 215,566円
宿泊業・飲食サービス業 207,635円 213,493円 217,556円 220,263円

(注)この表の初任給は通勤手当を含んでいない。したがって、平均賃金との比較には注意を要する。

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