公務員(事務系)の主な職業
基本的に国家公務員と地方公務員に分かれ、それぞれ採用活動が行われる
国や地域社会が安定し、人々が安心して暮らせるさまざまなサービスを公正に提供
公務員とは、文字通り社会に役立つ業務に従事する社会人のことです。営利を優先する民間企業とは目的が異なり、国や地域社会がより安定し、人々が安心して暮らせるようにさまざまなサービスを公正に提供する、やりがいのある仕事です。若い志願者が年々増えてきており、特に国家公務員においては、女性の採用者が約4割を占めるまでになりました。
●一般職を中心に高まる国家公務員人気
事務系職の公務員とは、さまざまな書類の作成や処理、データの入力・整理、電話や来客対応などの業務を担います。公務員は基本的に国家公務員と地方公務員に分かれ、それぞれ別々に採用活動が行われています。
国家公務員は、国の仕事に従事する公務員のことで、一定の資格を備えれば誰でも受験できます。高校を卒業して資格が得られる試験には国家公務員一般職(高卒程度)の事務区分、裁判所事務官、衆議院事務局一般職、国立大学法人等職員などの職種があり、地方公務員では一般行政事務や学校事務、警察事務などの職種が事務系職種として募集されます。公的な存在であり待遇も安定しているため、人気が高い職業の一つです。
これらの職種の採用試験は主に国家公務員が人事院、地方公務員が都道府県や市町村などの各自治体により実施されます。試験の実施要項なども職種で異なる点に注意が必要です。実施される試験内容・試験科目・受験申込み可能年齢まで異なるので、公務員試験を受験する場合、事前に試験情報や対策を行う必要があります。
お役立ちDATA
初任給例 | 166,600円(人事院 国家公務員の初任給の変遷(令和5年4月)) |
活躍の場 | □国家公務員一般職(高卒程度)事務 □地方公務員一般行政事務 □学校事務 □警察事務 etc. |
関連資格 | ●国立大学法人等職員採用試験 ●地方公務員試験 etc. |
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