
多様な働き方への対応により活発化
<インターネットの利用率(個人)>※1 85.7%
<インターネット付随サービス業売上高>※2 約8兆2,695億円
※1 総務省「令和7年通信利用動向調査」
※2 総務省「2025年情報通信業基本調査」
<SNS利用者数> 8,415万人
<ネット利用者のSNS利用率> 78.4%
※出典:ICT総研「2024年度 SNS利用動向に関する調査」
<国内動画広告市場規模> 8,855億円(昨年対比122%)
※出典:㈱サイバーエージェント、㈱デジタルインファクト2025年調査による
<消費者向け電子商取引市場規模> 26.1兆円(前年比5.1%増)
※出典:経済産業省 令和6年度「電子商取引に関する市場調査」
多様な働き方として普及しているテレワークへの対応やシステム老朽化への対策として企業のクラウドシフト※が進んでいます。自社のサーバやネットワークシステムをクラウドシフトすることで、障害対応の負担軽減やセキュリティの強化が期待できます。また、クラウドシフトやDX化が進むことにより、それを支援するITコンサルティングの需要も高まっています。一方で、IT関連の専門知識を持つ人材は大幅に不足しており、人材の確保が今後の大きな課題です。
※オンプレミス環境(サーバーやネットワーク機器を自社で保有し管理・運用する)から、自社での管理・運用が不要なクラウド環境に移行すること。
PC等は一定の需要を維持IoT活用領域の拡大に期待
<パソコン出荷台数> 約1,091万台(前年比31.4%↑)
<スマートフォン出荷台数> 約352万台(前年比23.1%↓)
<タブレット端末出荷台数> 約86万台(前年比19.1%↑)
※出典:(一社)電子情報技術産業協会
パーソナルコンピュータ・携帯電話・タブレット端末国内出荷実績 2025年度の数値
一時は需要が収まりつつあったパーソナルコンピュータの国内出荷台数ですが、近年は法人向けの買い替えなどを背景に、一定の需要を維持しています。業界全体では、ドローンやAIを活用したスマートデバイスなど、ハードウェアとインターネットを掛け合わせたIoT技術がトレンドとなっており、多くのベンチャー企業が参入し成長をみせています。IoTやAI技術の活用領域が拡大、ハードウェア業界のニーズも高まっていくでしょう。
人と協働する産業用ロボットが普及
<日本の産業用ロボット設置台数>
約4.4万台(前年比3.6%↓)
※出典 2025年国際ロボット連盟調べ(2024年の台数)
<ロボット(マニピュレータ含む)出荷台数>
約21.1万台(前年比16.4%↑)
<ロボット(マニピュレータ含む)出荷金額>
9,938億円(前年比20.4%↑)
※出典 (一社)日本ロボット工業会 2025年年間統計
日本の工場における産業用ロボットの年間出荷台数は、この10年で大きく増加しました。センサー技術やAI、通信技術の進展により、これまで自動化に取り組んでこなかった製造分野にロボットを導入する事例が増え、人間とロボットが協働する現場が浸透しています。海外市場の悪化により、受注・生産・出荷額が前年よりも落ちていますが、世界的な自動化需要は高水準にあるので、今後もロボット業界は成長が期待されるでしょう。
A.与えられた目標に対して、自律的に考え、行動できるAI
これまでの生成AIは、主に「文章生成」や「対話」が中心で、人間の指示に応じて回答する“受動型”だったのに対し、AIエージェントは目標達成に向けて自律的に判断・行動できるAIです。情報収集、計画立案、実行、改善までを一貫して担う“能動型”のAIとして注目されています。2025年は「AIエージェント元年」とも呼ばれ、業務自動化や意思決定支援など実用化が急速に進展しました。今後も大規模言語モデルの発展により、より柔軟で高度な意思決定が可能になり、企業の生産性向上や新しいサービス創出への応用が広がり、企業活動や日常生活において、人間のパートナーとして活躍する存在になると期待されています。
A.アリやハチの群れのように、多数のロボットが分散的に協調する技術
その名の通り、多数の小型ロボットが相互に通信・協調し、群れとして作業を行う技術です。従来の単体ロボットと比べ、1台が故障しても全体への影響が小さい耐障害性、作業量に応じて台数を増減できる拡張性、広範囲を同時にカバーできる効率性に優れています。一方で、ロボット間の安定した通信、衝突回避、集団行動を最適化する制御アルゴリズムの高度化、セキュリティ対策などが課題です。自己位置推定やコミュニケーションの技術、そして群知能と呼ばれる人工知能が必要とされ、ロボティクスとAIの進展により、物流や災害対応、環境調査などでの実用化が期待されています。
A.不正アクセスや情報漏えいを防ぎながら、安全で柔軟な業務環境を実現
ゼロトラストネットワークは、「社内だから安全」という従来の境界型セキュリティを見直し、すべてのアクセスを常に検証する考え方です。クラウド利用やリモートワークの普及により注目が高まっています。導入により、利用者や端末ごとに厳格な認証・認可が行われ、必要最小限のアクセス権のみを付与できるため、不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減できます。また、社内外を問わず安全に業務システムへアクセスできるようになり、働き方の柔軟性や運用効率の向上にもつながります。企業のセキュリティ強化と生産性向上を両立する重要なIT技術です。
| 資格・検定名 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| ITパスポート試験【国家資格】 ※2024年度実施累計 |
273,905名 | 134,617名 | 49.1% |
| 基本情報技術者試験【国家資格】 ※2024年度実施累計 |
133,732名 | 54,501名 | 40.8% |
IT・コンピュータ・エンジニア関連の職種は求人も多く、就職状況は安定しているといえるでしょう。
では、就職後はどうでしょうか。初任給について下の表で比べると、一般的に4年制大学卒業者は短大・専門学校卒業者、高卒者よりも高いことがいえます。しかし、IT業界においては、個人の技術や能力、発想力が重要となるので、頑張り次第では将来的に収入面で逆転するチャンスもあります。就職後は学歴を問わずに学んできた技術や知識をどのようにいかしていくかが重要となっていくでしょう。
●出身別の初任給の違いの目安
東京都産業労働局「中小企業の賃金事情(令和7年版)」
| 区分 | 高校卒 | 専門学校卒 | 高専・短大卒 | 大学卒 |
|---|---|---|---|---|
| 調査産業計 | 208,783円 | 220,303円 | 220,439円 | 233,725円 |
| 情報通信業 | 202,772円 | 216,513円 | 217,726円 | 228,380円 |
(注)この表の初任給は通勤手当を含んでいない。したがって、平均賃金との比較には注意を要する。