コンサルタント・その他の主な職業
DXの高まりに伴い需要拡大が予想される
テレワークなどによりITコンサルティング提供企業増加
コンサルタントは、クライアントから要望を聞き、ビジネス戦略や経営ビジョンに沿った業務改善案やITを使った経営戦略を提案することが仕事です。そのため、単なるIT関連知識だけでなく、クライアントの課題を発見する論理的思考力や問題解決力、ビジネスに関する知識やコミュニケーション能力が必要です。DX化に伴い企業のIT関連の悩みは増え続けているため採用熱も高まりをみせています。
これまでは、コンサルタント会社がクライアントにIT戦略を提案し、システムインテグレーター(SIer)が実際のシステムを構築するということが一般的でした。しかし、最近はSIerが自社でコンサルタントを抱え、システムの提案から開発、保守までを引き受けるようになっています。また、ハードウェアベンダー(販売会社)もシステムインテグレーション(SI)事業に力を入れており、コンサルティングからシステム開発まで請け負うようになったため、競争が激化しています。
近年活躍している仕事として、データサイエンティストに注目が集まっています。データサイエンティストは日々生まれる膨大なデータを整理・分析し、ビジネスに応用できるように価値を見出していく仕事です。このように多くの職種が登場したことで、職種による役割の明示が難しくなっています。ITコーディネータ、 ITコンサルタントなどの職種はどれも同じように見えますが、立場が少し異なります。ITコーディネータは経営者目線からIT活用を、ITコンサルタントはIT活用に重きを置いて企業の課題解決に取り組みます。求められる知識が少しずつ異なるため、自分のつきたい職業にあわせて学ぶことが必要です。
お役立ちDATA
初任給例 | 約19.8万円~ 22.8万円 (参考資料:(一社)情報サービス産業協会「2021年度版 情報サービス産業 基本統計調査」) |
活躍の場 | □経営コンサルティング会社 □システム開発会社 □システムコンサルティング会社 |
関連資格 | ●ITコーディネータ ●情報処理技術者試験etc. |