音楽・芸能・スポーツ

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業界の"今"を探ってみよう

CD生産数とサブスクの差が歩み寄り
ユーザーの“住み分け“が進む

(参照:日本レコード協会「日本のレコード産業2021」)

業界規模

根強いCD生産
<CD生産金額> 1,269億円
<有料音楽配信金額> 783億円
<音楽ビデオ生産金額> 645億円

国内メジャーデビューアーティスト数

2020年のデビュー数は増加傾向
2020年 427名(組)
2011年 361名(組)

有料音楽配信金額推移

ストリーミングはこの5年で3倍近くアップ
【2016年】529億円
シングルトラック 174.5億円
ストリーミング 200億円

【2020年】783億円
シングルトラック 109.8億円
ストリーミング 589億円

音楽・芸能・スポーツ業界

最新動向

日本は世界の中でCD売上が最も高いといわれています。CD購入特典の充実もファンにとっては魅力となり、アーティストグッズとしての側面が強い傾向です。しかし、スマートフォンの普及と通信料金の値下げによって、サブスクリプション(定額聴き放題)の利用が増加しており、その差は年々縮まっています。好きなアーティストはCDアルバムを購入し、気になる楽曲はサブスクで聴くという傾向があるようです。日本レコード協会もこの流れを受け、昨年よりサブスクリプションの再生回数でのヒット曲認定を開始しました。
 デビューアーティスト数は増加傾向にありますが、これは以前の「専属契約」から柔軟な契約への意向も含まれており、多様化が進んでいるものとみられます。

音楽・芸能・スポーツ業界

コロナ禍と東京五輪で底打ちするも徐々に回復へ

(参照:日本コンサートプロモーターズ協会「2020年基礎調査報告書」)

市場規模

コロナ禍で長期にわたる自粛が影響
<総動員数> 10,866,294名(21.9% 前年比)
<総売上額> 779億8,080万円(21.3% 前年比)

国内アーティスト会場規模別動員数

大型フェスは行えずオンラインライブに移行
スタジアム  1,228,043人(16.1% 前年比)
アリーナ   2,100,643人(21.3% 前年比)
ホール    4,154,288人(26.2% 前年比)
ライブハウス 1,282,891人(22.8% 前年比)
野外     102,102人(4.0% 前年比)
その他(オンラインなど) 1,378,947人(69.9% 前年比)

地域別売上額

長期のライブ自粛と定員上限で大幅減
北海道   7億0,695万円 (5.1% 前年比)
東北    10億5,777万円 (9.6% 前年比)
関東    371億4,934万円 (22.0% 前年比)
北陸信越  10億9,651万円 (14.1% 前年比)
東海    97億4,470万円 (26.7% 前年比)
近畿    211億3,924万円 (25.7% 前年比)
中国四国  16億0,809万円 (9.7% 前年比)
九州沖縄  54億7,819万円 (18.4% 前年比)

音楽・芸能・スポーツ業界

最新動向

2020年は「コロナ禍」のため、3月以降コンサートはほとんど開催されませんでした。動員数の減少が著しいのは、100年に一度のような“特別な事情”だったからです。元々、東京五輪・パラリンピック開催に伴う全国での事前合宿の影響から、2020年は多くのアーティストの全国ツアーは組むことができず、多少の減少は見込まれていました。しかし大型フェスからライブハウス公演まで、すべての活動が止まってしまったので、感染が収束すれば再び活況になるのは間違いありません。しかし、“三蜜”を避ける対策が今後どうなるのかによっては、観客動員数の減少が考えられます。ライブの在り方が問われるのは避けられず、同時配信を行って収入を確保するなど、これまでのビジネスモデルも変わっていくかもしれません。

新型コロナウイルス後も見据えた業界の動き

フィットネスクラブ業界

新たなビジネスモデルを模索するフィットネス業界
<フィットネスクラブの年間売上高合計>
2,235億1,700万円
<フィットネスクラブ会員数>
2,689,796人
<インストラクター、トレーナー数>
34,627

(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」2021年1月)

プロスポーツ業界

現場観戦に頼らないビジネスモデルが急務
<Jリーグ(J1)>
年間入場者数 のべ177万3,481人
試合数 306試合

(Jリーグデータサイト 2020年度)

<プロ野球>
年間入場者数(セ・パ公式戦) のべ482万3578人
試合数 720試合

(日本野球機構HP 統計データ 2020年度)

最新動向

●今後のスポーツビジネスの展望
日本のスポーツマネジメントは伸びしろがあり、今後ますます拡大すると期待されています。野球を例に挙げると、日本はチケットを販売してスポンサーをつけるだけに対し、海外のボールパークは収益をあげるために様々な角度から仕組みをつくっています。試合を観て帰るだけでなく滞在時間をいかに伸ばしていくかということが大切です。2023年開業に向けたアミューズメントパーク(ボールパーク)は海外の要素を取り入れ、野球を観る人はもちろん、野球を観ない人でも楽しめる施設となり、今から期待が高まります。
●スポーツはエンターテインメントと融合してさらに発展する
アマチュアスポーツでもテクノロジーやエンターテインメントと融合することでショーができ、収益化に繋げることができます。具体的にどうビジネス化していくかのカギはエンターテインメントです。2019年開催のラグビーワールドカップが大成功の事例です。ラグビーに興味がなかった層が、一気にラグビーに興味を持ち、日本中が熱狂したのは記憶に新しいです。日本各地に外国人が溢れ、地域の活性化に繋がりました。こうした事例を参考に、日本全体にムーブメントを興していける人材育成が急務と考えます。

Q&A形式で知る業界の最新キーワード

Q1  ライブやコンサートはどうなるの?

A.復活に向けての準備が進められています
2020年6月に「Music Cross Aid」というライブエンタメ従事者支援基金が設立されました。コロナ禍で苦境に立たされている音楽・ライブ業界を救うため、そしてアフターコロナでの復興・復活に役立てるための支援基金で、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会の3団体が創設しました。今年は千葉や新潟でも大型フェスが開催し、少しずつですが復活しています。

Q2  3Dオーディオってこれまでのオーディオと何が違うの?

A.前後左右から立体的に音楽が楽しめます
3Dオーディオの3Dとは三次元のことで、再生時に三次元的な音の方向や拡がりを出せるのが大きな特徴です。従来のオーディオに比べ、コンサートホールやライブ会場、映画館のような臨場感が味わえるので、より音楽の楽しさを体感することができます。配信楽曲の一部はすでに3Dオーディオに対応していて、今後の普及が待ち望まれます。

Q3  昭和時代のJ-POPが海外チャートで1位になったのはなぜ?

A.世界的な人気YouTuberがカバーしたのがきっかけです
今から40年以上も前に発売された松原みきの楽曲「真夜中のドア/Stay With Me」が、昨年末にSpotifyのグローバルバイラルチャートで18日連続1位になりました。この曲はシティポップというジャンルなのですが、2010年代前半に各国の曲の一部を自分の楽曲に取り入れた“Vaporwave”というジャンルが誕生し、シティポップも注目されるようになったのです。そこから「真夜中のドア/Stay With Me」が話題となり、インドネシアの世界的人気YouTuberであるRainychがカバーしたことで原盤が大人気になりました。

新卒採用情報

基礎的な知識に加えポテンシャルの高い人材を求める

 音楽・芸能業界の就職は大きく2つに分れます。クリエイティブや管理の職種と、技術職です。
 新卒採用を行っている企業は、即戦力ではなく、次世代を担うポテンシャルの高さを求めています。
 では、就職後はどうでしょうか。初任給について下の表で比べると、一般的に4年制大卒者は短大・専門卒者や高卒者よりも給与が高くなる傾向にあります。しかし、近年では学歴や年齢ではなく、個人の素質や実践力を持った人材がより強く求められるようになってきています。頑張り次第では、将来的に収入面で逆転する可能性も十分にあります。就職後は、学歴を問わず、学んできた技術や知識をどう活かすかが問われていくでしょう。

●出身別の初任給の違いの目安
 厚生労働省「産業別新規学卒者の初任給の推移(令和元年)」

  全体平均 男性平均 女性平均
高等学校卒(産業総計) 167,400円 168,900円 164,600円
短大・高専卒(産業総計) 183,900円 184,700円 183,400円
 生活関連サービス業・娯楽業 185,000円 185,200円 185,000円
大学卒(産業総計) 210,200円 212,800円 206,900円
 生活関連サービス業・娯楽業 209,000円 215,400円 204,700円

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