こども・福祉・心理・看護・医療・健康

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「認定こども園」人気で保育士・幼稚園教諭資格の活用先広がる

業界規模

<全国の保育所等の数> 38,666か所

そのうち特定地域型保育事業 7,342か所
認定こども園等(幼保連携型+幼稚園型) 7,428か所

(令和3年度 厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ」)

<全国の幼稚園の数> 9,418か所

(令和3年度 文部科学省「学校基本調査」)

<主な企業名>
・日本保育サービス ・こどもの森 ・グローバルキッズ
・ピジョン ・ポピンズ ・キンダーキッズ など

こども・福祉・心理・看護・医療

登録者数

<幼児教育施設に従事する幼稚園教諭の数> 90,140人

(令和3年度 文部科学省「学校基本調査」)

<保育施設に従事する保育士の数> 382,375人

(令和2年度 厚生労働省「社会福祉施設等調査」)

最新動向

保育所は微増、幼稚園は微減、認定こども園は急増の傾向
前年に比べて保育所は微増、幼稚園は微減しています。そんな中、待機児童対策の一環として登場した認定こども園は、前年同様増加を続けています。また認定こども園は、保育士資格や幼稚園教諭資格の活用先としても高いニーズが見込まれています。この流れは、今後もしばらく広がりそうです。

新たな活躍の場として「介護医療院」も登場

業界規模

こども・福祉・心理・看護・医療

登録者数

<全国の介護福祉士資格登録者数> 1,819,097人
<全国の社会福祉士資格登録者数> 266,557人

(令和4年3月 社会福祉振興・試験センター発表)

最新動向

介護関連施設はそれぞれ利用率が高く、要介護者の受け入れ先は人手不足の傾向にあります。また、施設の利用者が支援や介護を必要とする程度を数値化した「平均要介護度」も上記3施設の平均で3.90(要介護度1~5)という高い値を示しており、これからの介護職員にはますます専門性と経験が求められるものと思われます。また、要介護者に対し長期療養と介護を一体的に提供する施設として「介護施療院」が登場しました。こちらも今後の介護職における新たな活躍の場となることでしょう。

近づく「超・超高齢社会」 医療人材不足を心配する声も

最新動向

現代日本社会における各世代のうち、最も人口が多い団塊世代は2025年には75歳を超えて後期高齢者となり、そして国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という「超・超高齢社会」が訪れると言われています。必然的に、介護施設のみならず病院や整骨院など医療機関を利用する人たちの増加も予想されており、看護・医療業界の人材不足を心配する声も上がっています。

こども・福祉・心理・看護・医療

Q&A形式で知る業界の最新キーワード

Q1  認定こども園とは?

A.幼稚園と保育所の両方の良さをあわせもっている施設
認定こども園とは、幼児教育・保育を一体的に行う施設です。認定・認可は都道府県等で行い、条例により認定内容が定められており、独自の設定を行っている所もあります。また認定こども園は家庭の事情や地域の実情などに応じて選択ができるように幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つの種類に分けられています。種類ごとに要求される資格・免許は様々です。今後の新たな幼児教育の形として期待されています。

Q2  通いの場とは?

A.高齢者の方々が日常的に地域の方々とふれあうことが出来る場のこと
通いの場とは、高齢者が容易に通える範囲で、週1回以上継続して運動や体操ができる「場所」です。通いの場で行われる運動や体操は、後期高齢者や虚弱高齢者も行えること、住民主体で行っていくことが重要です。また、継続し活動していく中で参加者同士の交流が深まり、休んだ人の調子を見に行ったり、家から出にくい人を援助したりするなど、お互い支え合う (共助)作用も生まれ、豊かな地域づくりに発展していくことも期待されています。

Q3  マインドフルネスとは?

A.「瞑想」のこと 最近ではエクササイズやトレーニングなどにも取り入れられている
マインドフルネス(Mindfulness)とは、仏教の修行にある「瞑想」のことです。座って目をつぶり、呼吸を落ち着け、自分の五感に意識を集中させることで精神の安定や回復が得られるといいます。現在ではその効果が医療・心理学等の分野で注目され、健康分野でもエクササイズやスポーツトレーニングにマインドフルネスを取り入れた「マインドフルネストレーニング」が人気を集めています。

新卒採用情報

新卒の初任給は学歴によって異なるもの。 その後は個人の頑張り次第

 福祉・保育業界においては、人材不足が続いていることもあり、依然多くの求人件数があるようです。
 では給与面はどうでしょうか。下の表で初任給について比べると、一般的に4年制大卒者は短大・専門卒者や高卒者よりも給料が高くなる傾向にあります。また、幼稚園教諭などの場合、短大卒者よりも4年制大卒の方が条件が良くなる場合があります。これは、卒業後に得られる資格の種類(第一種免許が4大卒で、第二種免許が短大卒)によるところが大きいです。とはいえ近年では学歴や年齢ではなく、個々の持つ素質や実践力が重視されるようになっています。就職後は、学歴を問わず、学んできた技術や知識をどう活かすかが問われていくでしょう。

●出身別の初任給の違いの目安
東京都産業労働局「中小企業の資金事情(令和3年版)」

  高校卒 専門学校卒 高専・短大卒 大学卒
産業計 186,930円 198,769円 196,646円 212,499円
医療・福祉 192,539円 213,297円 199,444円 220,206円
生活関連サービス業・娯楽業 189,606円 197,295円 197,161円 210,884円

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