教育の仕事

教育の主な職業

小・中では教員採用試験受験者減、高校では採用数増

若手教員の採用が増加している

【現状】
 令和3年度の公立学校教員採用選考試験の受験者総数は、126,391人で、前年度と比較して7,876人減少しました。全体の競争率(採用倍率)は3.7倍で、前年度の3.8倍から低下。大量採用された団塊の世代が一気に定年退職を迎え、採用者数が増えたことが要因と考えられます。これに伴い、若手教員の採用が増え、教員の平均年齢は若返り傾向に向かっています。
【展望】
 ベテラン教員が退職期を迎えた影響で、大都市圏では、若手教員の増加が著しく、今後も増え続ける見込みです。受験者総数が多い県は、東京都/8,723人、愛知県/6,017人、大阪府/6,008人の順で、競争率(倍率)が高い県は、高知県(8.8倍)、沖縄県(7.9倍)、徳島県(5.5倍)です。また、教員の働き方改革が推進され、ICTの活用や学校の運営体制の見直しなど、教員の負担を軽減する取り組みが進められています。(文部科学省 令和4年度公立学校教員採用選考試験の実施状況)

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