中学校教諭・高等学校教諭

専門教科だけでなく、あらゆるスキルを持つ教育者

どんな仕事?

部活動、進路指導も含め、深い指導力が求められます

 中学生に、国語、社会、数学などの教科の一つを専門的に教え、道徳、総合的な探究の時間の指導に当たり、学級を担任します。
 学習指導のほかには、部活動、学校行事、PTA活動なども受け持ちます。精神面が発達する時期のため、より教師間で連携・協力しながら、いじめや不登校の問題に取り組むことも求められます。
 担当科目の空いた時間に事務仕事に取り組める場合が多いですが、部活動のため小学校と比較すると土日の出勤が多いです。
 中学・高校では、生徒の人生を左右する進路指導も行います。

つくには?

●学校の種類
 中学校教諭は、短期大学、大学、大学院等、高校教諭は、大学、大学院等。
●修業年限
 短期大学は2年、大学は4年、大学院は2年以上、大学の専攻科は1年以上です。
●授業内容
 教員養成系課程のカリキュラムは、教職専門科目と教科専門科目を中心に構成されています。小学校教諭と比べると、必要取得単位に教科専門科目が多い特徴があります。
●卒業後の進路
 公立中学校・高校の教諭になるためには、各都道府県の教育委員会が実施する教員採用候補者選考試験(教員採用試験)に合格して、採用予定候補者の名簿に登録されなければなりません。その後、所轄の教育委員会や学校長との面談などを経て、採用が決定されることになります。私立中学校・高校の場合は、原則的には各学校がそれぞれの方法で、個別に教員の採用を行います。

資格を取るには?

文部科学大臣の認定は各免許ごとに行われているので注意!

最も一般的な方法は以下の通りです。文部科学大臣の認定は、各免許教科ごとに行われます。
(1)中学校教諭
 一種免許状は4年制大学、二種免許状は短期大学で所定の教科と、教職に関する科目の単位を修得して卒業すると授与されます。
 二種を取得し教員になった場合は、一種を取得する努力義務が生じます。また、校長等の管理職へ昇進するには一種・専修免許が必要です。
(2)高等学校教諭
 一種免許状は、4年制大学で所定の教科と教職に関する科目の単位を修得して卒業すると授与されます。
 専修免許状は、一種免許状を取得後、認定を受けた大学院修士課程または大学の専攻科で、教科または教職に関する科目24単位以上を修得して修了すると授与されます。

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