完全自動運転時代の到来はすぐそこに!
<売上> 63兆9,667億円
(2021-2022年度 主要自動車製造企業9社の売上合計)
出典:業界動向サーチ調べ
<販売台数> 420万1,262台
(2022年 国内販売台数)
出典:(一社)日本自動車販売協会連合会 年別新車販売台数
<整備士数> 331,681人
(令和4年度 整備要員のうち整備士数)
出典:(一社)日本自動車整備振興会連合会 自動車分解整備業実態調査
自動車業界では現在IoT(モノのインターネット)やセンシングなどの情報技術の応用が進んでいるため、従来の自動車メ ーカーのみならず、IT関連企業でも自動車関連技術の研究・開発に力を入れています。2030年には、「レベル4」といわれる高度自動運転車が市場に出回ると予想されています。
パイロットの人材不足は世界的課題
<売上(運輸)> 1兆8,035億円
(2021-2022年度 主要航空関連企業5社の売上合計)
出典:業界動向サーチ調べ
<旅客数> 約4,533万人
(令和3年度 国内定期便+国際便旅客数)
出典:国土交通省 航空輸送統計調査
<従業員数> 約81,024人
(主要航空関連企業5社の従業員数)
出典:各社HP会社概要より 2023年5月現在
LCC(格安航空会社)の登場で、旅客機の利用は以前に比べ手軽なものになりました。一方、その影響で問題になっているのが、パイロットの不足です。2030年頃には現在機長を務めているベテランのパイロットが定年を迎え、人手不足はより深刻に。さらに、パイロット同様、航空整備士の不足も心配されています。新型コロナウイルスの影響で打撃をうけた航空業界ですが、パイロットの採用は依然行われており、航空輸送の回復により需要が期待されています。
落ち込んだ旅客数、回復へ移行か
<売上(運輸)> 11兆4,136億円
(2021-2022年度 主要47社の売上合計)
出典:業界動向サーチ調べ
<年間利用者数> 約188億人
出典:国土交通省 鉄道輸送統計調査
従業員数 139,942人
(2021-2022年度 主要44社の従業員合計)
出典:業界動向サーチ調べ
新型コロナウイルスの流行により令和2年(2020年)はかつてなく不要不急の外出自粛が行われ、都市部ではリモートワークが一気に浸透しました。そのため、鉄道利用者が減少し、鉄道各社は旅客輸送の収益減となりました。その後、コロナ禍が以前より落ち着きを見せてきたことで、観光目的などの鉄道旅客数は回復のターンに移行しつつあるようです。
コンテナ船高騰により海運業増収
<海運> 4兆9,373億円
(2021-2022年 主要17社の売上合計)
<造船重機> 8兆6,404億円
(2021-2022年 主要14社の売上合計)
出典:業界動向サーチ調べ
<海運> 5,514人
(2021-2022年 主要15社の従業員合計)
<造船重機> 53,025人
(2021-2022年 主要9社の従業員合計)
出典:業界動向サーチ調べ
造船業界に関しては現在、日本・韓国・中国の3カ国でシェアのほとんどを占めていて、3国間での競争は以前に増して激しくなっています。船は一度受注してから完成まで時間がかかる上、船一艘に対してのコストが大きいため、一定の需要がなくなると船が余ってしまい、需要供給のギャップが生まれてしまう難しさがあります。海運業界は前年の不況から一転、大幅な増収を記録しました。コロナ禍による輸送の停滞や混乱がコンテナ船の高騰につながり、追い風となりました。
A.ビルディング・インフォメーション・モデリングの略
BIMとはBuilding Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略で、コンピューター上に建物の3次元デジタルモデルを再現して、建物づくりに活用していく仕組みのことです。近年はBMIのデータを使って、MR(複合現実。ARとVRとを統合した技術)に発展させていく試みも進行しています。
A.高齢者や乳幼児連れにもやさしい、無人自動駐車システム
バレーパーキングとは、ホテルなどでスタッフがお客さんの車のキーを預り、適切に館内の駐車スペースにパーキングするというシステムですが、それを完全に無人自動化したシステムです。駐車場で空きスペースを探す必要がなく、高齢者や乳幼児連れ、駐車の苦手な人に対しても完全アシストします。また、駐車スペースが十分とれない敷地でも隣接する車両と20㎝間隔で停めるため、省スペースにもなります。
A.車がどこまで自動で運転できるか、機能の目安
自動車の自動運転機能は性能ごとにレベリングされており、現在はアメリカの自動車技術会(SAE)の設けた基準が日本を含め、各国で用いられています。レベル1が「運転支援」、レベル2が「部分運転自動化」、レベル3が「条件付き運転自動化」です。2023年時点ではレベル3まで市販車に導入されていますが、近い将来、レベル4の「高度運転自動化」が実用化されると見られています。そして、レベル5が「完全運転自動化」です。
初任給について下の表で比べると、一般的に4年制大卒者は短大・専門卒者や高卒者よりも給与が高くなる傾向にあります。しかし、近年では学歴や年齢ではなく、個人の素質や実践力を持った人材がより強く求められるようになってきています。頑張り次第では、将来的に収入面で逆転する可能性も十分にあります。就職後は、学歴を問わず、学んできた技術や知識をどう活かすかが問われていくでしょう。
●出身別の初任給の違いの目安
東京都産業労働局「中小企業の賃金事情」(令和4年版)
高校卒 | 専門学校卒 | 高専・短大卒 | 大学卒 | |
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産業計 | 190,873円 | 201,938円 | 201,389円 | 215,809円 |
建設業 | 192,043円 | 204,383円 | 203,234円 | 218,654円 |
製造業 | 183,358円 | 196,461円 | 195,551円 | 212,621円 |
(注)この表の初任給は通勤手当を含んでいない。したがって、平均賃金との比較には注意を要する。