船舶の仕事

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世界の物流を支える
船舶業界にもエコの波 コンテナ船が好調

「スーパーエコシップ」で 巻き返しなるか

分野について

 その昔は世界一の造船大国であり、いわば「独り勝ち」が続いていた日本ですが、1990年代には韓国が、2000年代には中国がそれぞれシェアを伸ばし、現在は日本・韓国・中国の3ヵ国で世界シェアの約90%を分け合っていて、今後もシェアの奪い合いが続く見込みです。そのため日本は、以前より高い安全性や新しい技術を求められています。
 このような中で、年々厳しくなる排ガス規制に合わせ、「スーパーエコシップ」の開発が急ピッチで進められています。2021年、日本郵船は従来の重油焚き船と比べて約40%のCO2排出量削減が見込まれるLNG燃料自動車運搬船12隻の発注を決めました。日本郵船はすでに、2024年までにLNG自動車運搬船8隻を投入することを決めており、2028年度には計20隻となる予定です。日本にとって、技術面での差別化をいかに図れるかがシェア回復の鍵となってくるでしょう。また、今後は単に高性能という点を追求するだけでなく環境に配慮した発ができる技術者が求められることになります。
 船舶は鉄道や飛行機に比べ、人の輸送に使用される機会は少ないですが、日本製の自動車や工業製品を輸出したり、逆に食料品等を輸入したりするなど、貿易に使用される手段としては昔から船が主流です。近年航空便の比率が増えましたが、依然として島国である日本の貿易にとって船はなくてはならないものと言えるでしょう。
 日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社は2017年にコンテナ船事業を統合し、それぞれが大株主となる「オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)」を設立、コロナ禍で「コト消費」から「モノ消費」に動き、モノの輸出入が急速に増え、前年の30倍超の利益を生み出しました。今後もしばらくこのコンテナ不足による好景気は続きそうです。

お役立ちDATA
初任給例約18.0万円〜23.6万円
(厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」)
活躍の場□造船会社 □海運会社 □海上保安庁 etc.
関連資格●海技士 ●CADトレース技能審査 ●水先人 ●CAD利用技術者試験 ●海事代理士 etc.

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