自動車の主な職業
SDGsに期待される新しいクルマ業界
「2050年カーボンニュートラル宣言」
CO₂排出を減らし、脱炭素社会の実現を目指す新時代へ
2024年の世界の自動車販売台数は前年比2.7%増の9,531万台、生産台数は1.1%減の9,250万台となり、2019年のコロナ禍前の水準を二年連続で上回ったものの、販売・生産とも前年と比べて伸び悩んでいます。これは世界経済の減速と世界市場における新車需要の鈍化に由来するとみられています。主要国の自動車市場の動向をみると、中国が販売台数3,144万台・生産台数3,128万台と、2位米国の1,634万台・1,056万台を大きく引き離してダントツの1位。うち4割が新エネルギー車です。輸出も前年比で約20%も伸びていて、この好調は今後も続きそうです。また、3位のインドも販売台数が過去最高の523万台で、2022年に追い抜いた4位日本との差を広げた格好です。
国内を見てみると、2025年の新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は前年比3.3%増の456万5,777台となり、2年ぶりにプラスに転じました。一昨年の認証不正による一部メーカーの出荷停止の影響の反動増で上期は大幅に24年実績を上回ったものの、下期にはその効果がなくなり、通年では小幅な増加に留まりました。26年は主力モデルの全面改良を控えるブランドが多いほか、「環境性能割」が廃止される追い風もあって、販売拡大が期待されています。
なお、技術面においてはホンダが自動運転機能「トラフィックジャムパイロット」(渋滞運転機能)を、10以上の車種に搭載しており、今後販売される次世代EVシリーズにも導入されます。高速道路等での渋滞時に0km/h~約65km/hで作動するシステムで、まだ運転者のステアリング操作に代わるものではありません。国土交通省による自動運転の定義によると、これは「レベル3」(条件付き運転自動化)にあたります。各社はさらに高次元な「レベル4」(高度運転自動化)の自動運転の実用化をめざしています。
「2050年カーボンニュートラル宣言」が発表され、CO₂などの温室効果ガスを2050年までに実質ゼロにする試みが環境省を中心に進められています。また、「究極のエコカー」といわれるFCV(燃料電池車)にも一段と注目が集まっていますし、今後も自動車業界の新技術や成長戦略から目を離せません。
(参照:日本貿易振興機構(ジェトロ)「主要国・地域の自動車生産・販売動向」2025年10月/(一社)日本自動車会議所「自動車産業インフォメーション」2026年1月)
お役立ちDATA
| 初任給例 | 約22.4万円 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査(速報)」 ※自動車整備・修理従事者(20~24歳/男女計)の例 |
| 活躍の場 | □自動車メーカー □自動車ディーラー □自動車整備工場 etc. |
| 関連資格 | ●自動車整備士 ●危険物取扱者 ●CAD利用技術者試験 etc. |







