自動車整備士

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高い安全性を維持して人の命を守る

どんな仕事?

安全な車社会を支える

 現在、日本国内には約8,000万台もの自動車が走っており、人々の生活に欠かせない存在となっています。そんな自動車の専門的な技術と知識を持ち、点検・整備するのが自動車整備士です。一口に自動車整備士といっても、身近なところでは新車納入や車検時の自動車の点検・整備から、モータースポーツのメカニックにいたるまで、その仕事の種類は多岐にわたります。点検・整備は車のユーザーに快適な運転を提供し、車の安全性を向上させ不備による事故を防ぎます。さらに排ガスや騒音を抑えるといった役割もあります。最近はハイブリッドカーや燃料電池など、地球環境を意識した技術が続々と登場し、必要とされる専門知識はますます増えています。

つくには?

ハイブリッドカーの整備業務の需要が高まる

 整備士になるには、実務経験の後、国家試験に合格して資格を取得する方法と、養成施設(国土交通省指定の専門学校や工業高校、各都道府県の講習所など)を修了し、認定試験に合格して資格を取得する方法が一般的です。また、最近普及しているハイブリッドカーを扱うためには50Vを超える電圧が流れるハイブリッドカーの整備業務に必要な「電気自動車等の整備の業務に係る特別教育」の修了が必須です。

適性は?

最新技術に興味を持つことが重要

 整備士の仕事のほとんどは、部品を分解したり組み付ける作業です。自動車やバイクなどの乗り物が好きなことはもちろんですが、作業を早く正確に行うために、いかに集中して取り組めるかが重要です。また、解説書や図面を見ながら実際のエンジンを想像しつつ故障の原因を探るなど、想像力が必要とされる仕事でもあります。最近はハイブリッド車や電気自動車などの環境に優しい技術に適応できる知識も求められるようになり、このような専門知識を持った整備士が不足しているのが現状で、特に一級自動車整備士のニーズは高くなっています。進化する最新技術を意欲的に学び続ける努力も欠かせません。

関連学科

自動車整備科、自動車工学科 など

持っていると有利な資格

危険物取扱者、ガス溶接技能者、アーク溶接技能者 etc.

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