鉄道の主な職業
世界に誇る開発技術とおもてなしの心
通勤・通学からリゾートまで 生活に欠かせない交通を支える
輸送人員は 全国的に回復傾向
新型コロナウイルスはさまざまな業界に多大な影響を及ぼしました。鉄道業界もその一つです。まず、政府の自粛要請により、旅行や出張など他県への移動が控えられたことが大きな要因です。訪日外国人観光客はほぼ皆無、期待されたGo toトラベル事業の再開も見送りとなり特にJR東海、JR東日本は大きな減収となりました。
そしてまたテレワークという新しいライフスタイルの提唱は通勤電車を走らせる都心部の大手私鉄に影響を与えています。それは定期券の販売の減少です。2020年度の私鉄各社の輸送人員(定期)は軒並み減少していました。2021年度は多少回復してきており、輸送人員(定期)が最も増えたのが西日本鉄道、2位が東急鉄道、3位が近畿日本鉄道、4位が小田急電鉄、5位が東武鉄道、6位が京阪電気鉄道、7位が名古屋鉄道と、回復には地域差はあまりないように見えます。14位の相模鉄道までは輸送人員(定期)はプラスになっており全体的にみても回復傾向だと考えられます。一方、最も輸送人員の多い東京地下鉄道は2021年度も大きく減少しています。
今後コロナの収束後に、以前と同じように客足が戻るのかは未知ですが、テレワークが進むと予測されており、鉄道業界も新たな時代における利用向上策が求められています。乗車中にパソコンが利用でき、仕事や勉強が可能な有料着席列車の拡充や傘やキックスケーターのシェアリングサービスなど新しいサービスの提供なども進められているそうです。
お役立ちDATA
初任給例 | 16.7万円~23.1万円 (厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」) |
活躍の場 | □ステーションスタッフ □乗務員(車掌・運転士) □車両整備 etc. |
関連資格 | ●機械・プラント製図技能士(2級)●テクニカルイラストレーション技能士(2級) |
鉄道の仕事はこちら