音楽を広める主な職業
スマートフォンの普及で世界はストリーミングが主流に
音楽配信は“定額聴き放題”定着
音楽を広める仕事は、グローバルな視野で時代の流れを的確にとらえ、ミュージックシーンの今とこれからを伝えるナビゲーターといっても過言ではありません。
一昔前までは、FMなどのラジオ放送が主流でしたが、現在はインターネット配信が一般的になっています。スマートフォンの普及により、「1曲ごとにダウンロードする」ものから受信しながら再生する「ストリーミング」へと移行しています。世界市場のストリーミング拡大の流れに乗って、CD人気が根強い日本でも、「定額聴き放題」サービスが定着しました。
●YouTubeやTikTokを活用しヒットへつなぐ
CDは音質の面やジャケットのデザイン、付録や特典などにより根強い需要があります。今後はいかにしてリスナーに届けるかが重要になってくるでしょう。
この数年はYouTubeやTikTokなどを活動拠点とし、メジャーヒットにつなげた新しいアーティストが相次ぎました。メディアを利用した活動を自ら行うのも、最近の傾向のひとつです。
●音楽に精通した真の情報発信者を求む
音楽ライターやジャーナリストは、新鮮な情報を届けるため、常に多方面にアンテナを張っていなければなりません。音楽のジャンルや雑誌・webサイトのコンセプトに合わせ、新作情報やアーティストへのインタビューなどの企画を立て、取材や原稿作成を行います。特定のジャンルについて深く専門的な知識を持っていることに加え、普段からこまめにライブや演奏会に出かけ、新鮮かつさまざまなジャンルの音楽情報を入手しておく必要がある仕事です。
紙で発行している媒体の売り上げは年々厳しくなっていますが、その半面でweb(インターネット)を利用した情報配信サービスが盛り上がりをみせています。紙媒体かweb媒体かの違いはあるものの、文章を表現していくといった基本スタンスは同じですので、文章力のほか、状況によってはパソコン上における編集業務(DTP:Desk Top Publishing)が発生するためパソコンソフトに関するスキルも必要な場合があります。
お役立ちDATA
初任給例 | 配信会社20万円〜 FM局20万円〜 ジャーナリスト:仕事による |
活躍の場 | □音楽配信会社 □放送局 □番組制作会社 □出版社 etc. |
関連資格 | ●マルチメディア検定 ●DTPエキスパート ●校正技能検定 etc. |