クリエイティブの主な職業
次々登場する新技術を活用し、新たな面白さを引き出せる人材が求められる
社会のWeb化に伴い市場拡大が続く
現在、WEBやアプリ制作に関連する仕事は数多くありますが、中でもクリエイティブな能力を必要とする仕事に人気が集まっています。コンテンツを制作する知識や技術はもちろんのこと、創造力や構成力、デザイン力なども必要となるのがクリエイティブ分野の仕事です。
特に拡大傾向が続く市場として、デジタル広告が挙げられます。電通グループが2024年2月に発表した「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、日本のインターネット広告費は前年比107.8%の3兆3,330億円に達しました。これは日本の総広告費全体の45.5%を占めており、安定した増加率を保っています。デジタル広告市場の拡大は依然続く見込みで、Webクリエイターの需要も高まっています。
クリエイターはコンテンツの「面白さ」「楽しさ」を追求するだけでなく、機能性・操作性なども考慮しなければなりません。Webサイトを閲覧した人の導線を含めてデザインを作成したり、ゲームプレイヤーにストレスを感じさせないようキャラクターの動きを調整したりと、サイトの閲覧者やゲームプレイヤーの視点を忘れないことが重要です。
また、クリエイターを目指す人の増加が続いていること、画像生成AIが使用されるようになったことから、将来的に需要がなくなるのでは、との懸念も度々話題に上ります。勝ち残るためには、自身が持つセンスや能力を最大限に活かしつつ、何よりも第三者に意図がきちんと伝わるコンテンツを制作する能力を磨くことが大切です。
お役立ちDATA
初任給例 | 約20.7万円~23.8万円 (参考資料:(一社)情報サービス産業協会「2023年度版 情報サービス産業 基本統計調査」) |
活躍の場 | □ウェブデザイン会社 □スマホゲーム制作会社 □インターネット関連会社 etc. |
関連資格 | ●情報処理技術者試験 ●ウェブデザイン技能検定 ●DTPエキスパート認証試験 etc. |