栄養の主な職業
幅広い年齢層で健康志向、安全志向が高まり多彩な業種で活躍が広がる
管理栄養士・栄養士の今後はどうなる?
多様化していく健康・栄養系の仕事
高齢化が進むと、様々な疾患で医療費等を圧迫するケースも多発します。そこで高齢者に適切な栄養指導を行い、健康を持続してもらう必要が出てきます。さらに健康食品や機能性食品の発達、食品メーカーの健康志向、子ども・青年期の体力づくりや中高年の生活習慣病の防止での栄養指導など、栄養士・管理栄養士の仕事は広がっています。現在、主な仕事は以下の通りです。
1. 医療施設
患者の病状に合わせた栄養管理を行い、医師・看護師・薬剤師らと連携しながらチーム医療の一員としての業務を担います。また「健康サポート薬局制度」により、薬局において栄養指導業務を行う管理栄養士も増えています。
2. スポーツ施設
競技者を目指すジュニア層から、健康保持・増進目的でスポーツを行うシニア層まで、適切な栄養指導を行います。プロアスリートの場合、指導内容が競技の成績にも直結します。
3. 教育機関など
保育園や幼稚園、小中学校で栄養士として働く場合は、給食の献立作成や食材発注などに携わります。保健所などで公務員(行政栄養士)として働く選択肢もあります。また栄養教諭は、管理栄養士であれば第一種、栄養士であれば第二種免許を取得できます。
4. 機内食・弁当・給食会社
病院・学校給食センターなどの給食や、機内食などを製造する会社があります。不特定多数の顧客に対応する場合、アレルギーや禁忌なども考慮しなければなりません。
5. 介護・福祉施設
社会福祉施設や介護施設で働く場合、障がい者や高齢者の健康状態の把握が必要です。
お役立ちDATA
初任給例 | 約21.6万円(栄養士の場合) ※管理栄養士の場合、5,000円〜10,000円の資格手当がつく場合があります |
活躍の場 | □病院 □福祉施設 □学校 □保育園 □レストラン □社員食堂 □独立開業 etc. |
関連資格 | ●管理栄養士 ●栄養士 ●調理師 ●栄養教諭 ●製菓衛生師 ●フードスペシャリスト e.t.c. |