調理の主な職業
三ツ星レストランから寿司・和食、給食、福祉まで多種多様
食のスタイルも大きく変化
拡大する「中食」市場と外食産業の将来
新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛や在宅勤務が続いたことで、外食産業は大きな打撃を受けました。そんななかで売り上げを伸ばしたのが総菜などの「中食」です。テイクアウトやデリバリーを行う飲食店が増え注目されていましたが、コロナが収束した現在もその利便性が買われ、中食の売り上げは堅調です。一方の外食産業も通常営業を行う飲食店が増え、元の状態とはいかないものの業態によっては回復へと向かっています。しかし、通常営業を行うにも人手不足の状態が続いています。食文化の多様化はもちろん、変化する時代のなかで活躍できる人材が求められています。
調理師の活躍の場はレストランや料亭をはじめ、給食施設、福祉施設、ホテル、百貨店、結婚式場など飲食店以外にも求められる職場が幅広くあります。働く場所によって勤務時間や仕事内容が変わることも特徴の一つです。
調理師を目指す人には、将来の独立開業を目指す人もいるかも知れませんが、食に対するサービスは年々多様化しつつあります。外食産業も例外ではありません。こうしたテイクアウトやデリバリーもお客さんを拡大・獲得していくひとつの手段として、どうしたら自分の味をお客さんに知ってもらうかを考えていく必要があります。
お役立ちDATA
初任給例 | 約18.1万円~20.6万円 (宿泊業・飲食サービスの場合) |
活躍の場 | □学校 □病院 □レストラン □企業内食堂 □フィットネスクラブ □独立開業 etc. |
関連資格 | ●調理師 ●栄養士 ●管理栄養士 ●製菓衛生師 ●フードコーディネーター |