幼稚園教諭

幼児教育のスペシャリスト

どんな仕事?

幼児の情操や社会性を培う

 幼稚園は学校教育法に基づく教育機関で、そこで働く幼稚園教諭は、遊びや音楽、絵画、運動を通じて、3歳以上の小学校就学前の幼児に対して保育と教育を行います。一日4時間の保育時間が標準で、幼児期の子どもの情操や社会性を養うといった面からも重要な職業です。最近では、幼稚園だけでなく、幼児教育のインストラクターとして活動するなど、活躍の場も増えつつあります。「認定こども園」が増加していることもあり、子どもたちの教育の担い手としての注目度も上がっています。

つくには?

柔軟な心で進路を見極める

 国公立幼稚園での勤務は、合格率(東京都で例年10%前後*)から見ても、非常に難しいと言えます。また幼稚園は、小学校との共通の枠で募集され、さらに幼稚園教諭と小学校教諭両方の免許状を必要とする自治体もあります。幼稚園で欠員が出た数しか採用されませんので、欠員を待つ必要があります。また、少子化や、共働き世帯の増加により、国公立幼稚園の園児の定員確保もむずかしくなっているのが現状です。
*東京都特別区立幼稚園採用データ
 しかし、今後、幼児教育と保育の機能を併せもつ「認定こども園」が定着し、大型化していくことによって、幼稚園教諭の需要が広がりつつあります。幼稚園教諭と保育士両方の課程を併設している養成施設は多いので、ダブルで資格を取得しておくと、有利かもしれません。

適性は?

子どもが好きで、根気強い人が適任

 幼稚園教諭は、幼児教育の専門家です。ですから、大前提として子ども好きであることが必要です。しかし、同じ年齢の幼児でも、発達段階は個々に違います。幼稚園教諭は、それらの子どもたちに、粘り強く指導できる根気を持っていなければなりません。

関連学科

こども学科、幼児教育学科、児童学科 など

持っていると有利な資格

・保育士 ・チャイルドマインダー ・保健児童ソーシャルワーカー  ・医療保育専門士 ・小学校教諭一種・二種 など

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