応募者殺到でキャンセル待ちの、家族で訪れる「保育園留学®」とは?
こども・福祉・心理・看護・医療・健康
2021年11月に始まった保育園留学®は、(株)キッチハイクが「どうすれば子育ても仕事もあきらめず、どちらも全力でできるだろう?」という子育て家族の気持ちと、「人口減少が進む地域が持続可能であるためにはどうすればいいか?」という地域の声が出会って生まれた、地域と人生をつなぐ新しいまちづくり事業です。
参加者は、北海道から鹿児島まで全国各地の自然豊かな土地にある保育園に1~2週間家族で滞在する体験をします。家族で暮らせる必需品が揃った宿泊施設や仕事のできるコワーキングスペースが用意されているので、平日は地元の子どもたちも通う保育園の預かり保育を利用し、両親は滞在先で仕事をする、母親か父親のみ留学に参加し休日は両親と子どもが揃い自然を満喫する、父親と子どもの2人で参加し2人の時間をつくるなど、滞在先での過ごし方は多様性に溢れています。
参加者からは「子どもに初めて海を見せることができた」「大自然の中でのびのび過ごして子どもの感情の幅の広がりを感じた」「子どもと向き合う時間が取れた」などの声が寄せられ、「参加した土地にまた訪れたい」「いずれは移住したい」という感想もありました。
この事業は、内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例に選出され、保育園留学を含む一連の地方創生の仕組みが、内閣府のモデル事業としても採択されています。現在約1,200組以上の申し込み、リピート希望95%という反響から、全国の自治体との公式連携がより一層進んでいます。
参考:「保育園留学®」HP(https://hoikuen-ryugaku.com/)
2023年11月24日更新