0歳児から5歳児まで。乳幼児ケアのエキスパート
どんな仕事?
保護者に代わって、子どもたちの成長を見守り、促す
保育所などの児童福祉施設で乳幼児の保育を行い、子どもたちのケアを担当するのが保育士です。保育士の9割が働く保育所では、基本的な生活習慣である「食べる、眠る、排せつする」ことを身につけさせ、集団生活や遊びを通して社会性を養います。保育所は働きながら子どもを育てる家庭の乳幼児を、日中預かるという家庭代替の機能も持っています。また、国が定めた基準を満たし、自治体から運営費が支払われる認可保育園や、市町村立保育園は、育児の相談に応じる地域子育てセンターとしての役割も期待されています。
つくには?
子どもに関わるプロとして必要とされている職種
保育士は今、とても必要とされている職種です。現在は、少子化が懸念されつつも、都市部などでは、保育所が不足しているという矛盾した状態が慢性的に続いています。国や自治体が、さまざまな形態の保育施設を打ち出すのに伴い、保育士の求人は増えています。 保育士の資格を取得するには、厚生労働大臣が指定する養成施設(専門学校)か、大学・短大の保育士養成課程を卒業するのが早道ですが、都道府県が実施する保育士試験に合格して取得する方法もあります。公立の保育園に就職するには、保育士採用試験(公務員試験)を受けます。自治体にもよりますが、毎年必ず募集があるわけではありません。法人立、私立などの欠員補充や新人募集は、養成施設や学校への求人、公共職業安定所への依頼で行われることがほとんどです。
適性は?
子どもが好きであることが、第一条件
保育士の仕事は、命を預かる仕事であり、また、保護者への対応など、コミュニケーション能力を必要とされる場面もたくさんあります。しかし、日中の大半を子どもたちと過ごし、その成長を喜びと感じることのできる人には、とてもすばらしい仕事と言えるでしょう。
関連学科
こども学科、保育科、児童学科、 児童福祉学科 など
持っていると有利な資格
・幼稚園教諭一種・二種 ・チャイルドマインダー ・ベビーシッター ・チャイルドケア ・看護師 など
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