顧客との対話から、時間をかけて世界で一つを創り出す
どんな仕事?
既製品がなかった時代、欧米各国ではテーラーなど専門店で全てオーダーメイドで服や靴を作ることを「ビスポーク」といい、その職人をテーラーやシューメーカーと呼びます。顧客との対話の中から好みや職業、ライフスタイルなどに合った生地を選び、細かな仕様や附属品を決め、服を作ります。一人ひとりの型紙を起こし、仮縫い、フィッティング、本縫い、補正など丁寧に行い、着心地の良い状態に仕上げるまでほぼ一人で行います。「服や靴は一生もの」という考えのもと、数十年経過して体型が変化しても、可能な限り修理をして着用できるように仕上げます。
つくには?
この仕事は、まず服や靴に関する総合的な知識が必要です。ファッション系の専門学校で学んだり、実際にショップでお客さんに接したりして、服や靴に関する幅広い経験をすることが、優れた職人になることにつながるでしょう。