コンピュータ機器の可能性を見出す
どんな仕事?
常に先を見据えた新ハードウェアを開発
PCでいうと、ハードウェアはPC本体やモニター、マウス、キーボードのような機器、ソフトウェアはWordやゲーム、OSなどのさまざまな機能を持つプログラムのことをいいます。ハードウェア開発エンジニアは、PCや周辺機器、スマートフォン、デジタル家電などの機器を開発する仕事です。業務内容は、機器そのものや筐体を扱う「機械設計エンジニア」と、機器の内部に配置される電気回路や電子回路を扱う「電気設計エンジニア」に分かれています。どちらも、機器本体や回路の設計・図面の作成・部品の選定など、手を動かしてハードウェアの開発を行うことが基本です。しかし、本体、回路、ソフトウェアなどのさまざまな要素が組み合わさることで機器は完成するため、関連のある幅広い知識が求められます。
また、使用する人の手元に製品は直接届くため、ソフトウェア開発以上にセキュリティや機器の安全性を考慮する必要があります。
つくには?
高度な知識を学び、開発企業に就職
電気・電子、コンピュータに関する高度な知識が要求されるので、大学・短大・専門学校・大学院などで関連分野について本格的に学ぶ必要があります。コンピュータメーカーや半導体メーカーなど、開発を行っている企業に就職するのが一般的です。大規模なメーカーの研究・開発関連の部署などに所属して、各種コンピュータ・ハードウェアの研究・開発に携わります。
適性は?
新しい専門知識を身につけ開発を続ける根気
次世代のコンピュータを設計したり、今までに無いハードウェアを新たに考えて形にしていく作業がメインであるため、高度な専門知識が必要な仕事です。ハードウェアの開発は日々進歩の連続であり、新しい専門知識を常に身につける必要があります。また、より新しい開発に向けて研究し続ける根気も必要です。
関連学科
機械工学科/情報科学科/電気電子工学科/システムエンジニア科 など
持っていると有利な資格
技術士(機械部門、電気電子部門、情報工学部門)、エンベデッドシステムスペシャリスト試験 など
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