ペットと飼い主のよりよい関係を根本から指導
どんな仕事?
動物をめぐる社会問題から誕生
ペットに関しての健康管理や飼育方法など総合的なアドバイスをし、動物たちが健康かつ快適に暮らすことができるよう飼い主に助言を与えるのがペットケア・アドバイザーの仕事です。日本ではペットへの関心は高く、犬や猫のほか、ハムスター、ウサギといった小動物や熱帯魚、爬虫類など、飼われる動物の種類も多様化しています。しかし同時に、動物の習性や飼育知識の不足からペットを飼いきれなくなったり、近隣とトラブルを起こしてしまうケースが増加しています。こういった問題を受け、動物関連の法令や保健衛生、人畜共通伝染病、指導方法論、各種動物の飼養管理、犬猫のしつけ等といった動物に関する専門知識をいかし、ペットの正しい飼育方法や動物愛護精神の普及活動を行うことを目的としたこの資格が誕生したといわれています。
つくには?
動物に関する法律を学ぶ
(公社)日本愛玩動物協会認定の資格で、2級と1級があり、いずれも約6〜8カ月間の通信教育を修了後、認定試験を受ける必要があります。2級の受講資格は満15歳以上で、1級は、2級の愛玩動物飼養管理士の資格を有していることが受講資格になります。合格率は例年80%前後です。地域によっては「動物取扱責任者」の資格を取得するための受講が免除されるというメリットもあります。
今後、ペットの飼い主が増えていくとともに、より大切な役割を担う資格で、活躍の場はペットショップや動物病院のほか、行政、ボランティア団体などにも広がっています。
関連学科
動物飼育学科、動物管理学科 など
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