グランドハンドリングスタッフ(マーシャラー)

円滑な運航のカギを握る

どんな仕事?

的確な指示を操縦士に送る

 飛行機が着陸した後、機内から車輪位置が見えない操縦士に代わって正確な停機位置に導くのがマーシャラーの役割です。リフトで操縦席の目線の高さまで上がり、「パドル」や「マーシャリングライト」という道具を使って飛行機を誘導します。機体のクセや気象条件などを考慮しながらラインに車輪を載せなければならないため、精密な技術と的確な判断力が必要です。近年では、VDGSという飛行機までの距離や速度を測定できる装置の導入が始まっています。ただし、この装置が導入されていても、マーシャラーは万一の故障や現場全体の確認のため、注意深い監視を行います。

つくには?

即戦力としての技術を身につけよう

 マーシャラーの仕事をするためにはグランドハンドリング会社や空港業務代理店などに就職します。航空関係の専門学校で、特殊車両の運転技術など即戦力となる知識や技能を身に付けると良いでしょう。就職後、訓練や社内試験などを受けながらさまざまな業務に携わります。具体的には、マーシャリングのほか、翼端監視(ウィングウォッチ)、貨物や手荷物の搭降載、ボーディングブリッジやタラップ車の操作、機体の牽引(トーイング)や押し出し(プッシュバック)などがあります。

関連学科

エアロサポート科、エアポート学科 など

関連記事

ページトップへ