【業界就職最前線】コロナ収束後もオンライン選考は残る?自身を表現する手段をしっかりみつけよう!
食・栄養
当社では、食・栄養系の学科・コースを設置している大学、専門学校などにアンケート調査を実施。就職の現状や就職指導のしかた、就職先などの”生の声”を入手しました。就職を取り巻くさまざまな現状について、紹介していきましょう。
食・栄養系の就職は徐々に回復傾向に
当社が食・栄養系学校に行ったアンケート調査によると今年度の求人件数については、「コロナ不景気の挽回」(ハッピー製菓調理専門学校)、「コロナ禍でも特に変化なし」(華学園栄養専門学校)、「求人サイトであるキャリアマップを使用したことにより、今まで以上に求人が増えた」(神戸国際調理製菓専門学校)、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大が落ち着いてきた状況を踏まえ、今後のインバウンド需要やGoToトラベル等による客足の回復を見据えた求人が大幅に増加している」(奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校)となりました。また2022年3月卒業生の就職状況については、「数字上変わらない」(ハッピー製菓調理専門学校)、「例年と変わらない」(華学園栄養専門学校)、「コロナの影響で内定時期が少し遅くなってはいるが、特に大きな変化はない」(神戸国際調理製菓専門学校)とあまり変化はみられなかったようです。
ここ数年の学生の内定先や志望する業界・職種の変化としては、「安定企業への進路希望が増えている」(ハッピー製菓調理専門学校)、「栄養士科は保育所給食や病院が多く、管理栄養士科は病院が多い。その他に学校やスポーツ施設、食品会社等も就職している」(華学園栄養専門学校)という声が聞かれました。
今後の就職動向については、「コロナの制限が解け、外食産業も回復してくると思われる。調理師の進路希望者の復活を期待している」(ハッピー製菓調理専門学校)、「フードサービスは景気向上が予測される」(華学園栄養専門学校)、「昨年秋より求人の動きが活発になってきているので、今後はまた売り手市場の就職状況になりそう」(神戸国際調理製菓専門学校)と就職状況は回復傾向に向かっていくことが予想されます。
学校に聞いてみました
Q1.どんな点に力を入れて就職支援を行いましたか?
1.面接指導指導
2.挨拶・マナー、個人面談
4.職業理解理解
5.技術習得習得
その他「企業説明会の実施」など
Q2.ここ数年で企業が学生に求めるもの(能力・資格等)に変化はありますか?
食・栄養業界 コロナ禍で就職に変化は?
コロナ禍での就職指導は?新たな取り組みなど
コロナ禍での就職指導で、取り入れられた指導や工夫された点に関しては
●リモート対応(施設面、面接対策)(ハッピー製菓調理専門学校)
●オンライン対策(説明会・面接等)“、コロナ対策への質問”への対応(華学園栄養専門学校)
●オンラインでの説明会参加や面接への取り組み(華調理製菓専門学校)
●オンライン面接等への対応方法など(町田製菓専門学校)
●オンラインでの添削指導(京都栄養医療専門学校)
●対面での面談時間が今までより短くなったので、キャリアマップのアプリをフル活用させた(神戸国際調理製菓専門学校)
●オンライン面接等、これまでにない採用方式に対応して就職指導を行った。(奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校)
といった、特にオンラインに力を入れた就職サポートを行った声が多く聞かれました。
学校に聞いてみました
Q1.新型コロナウイルスの感染症の影響で、業界の就職動向に変化を感じますか?
具体的にどんな変化を感じますか?
●安定企業への進路希望が増えている(ハッピー製菓調理専門学校)
●一部の職種では求人数が減っている印象(華学園栄養専門学校)
●募集人員が減少しているため、多少選考基準が上がっているように感じる(神戸国際調理製菓専門学校)
●求人は増加傾向。インバウンド需要や客足の回復を見据えていると推察される(奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校)
(出典:当社実施アンケート)
2022年9月12日更新