印税の分配にかかわる業務を行う
どんな仕事?
アーティストがCDを発売し、楽配信などを行うと、発売から半年~1年後に原盤印税と、JASRACなど著作権管理事業者から著作権使用料が支払われます。アーティストと印税分配の契約がある場合、契約に基づき印税の再分配をしなければなりません。その確認や計算、支払い手配などを行います。またカラオケ印税などの支払いを受けたものの再分配が必要な場合、同様に計算と支払い手配を行います。音楽プロダクションでも原盤制作会社や音楽出版社をグループで持っている場合は、契約に基づいた印税分配がありますので、その確認業務や使用許諾も行います。
つくには?
レコード会社には著作権印税を管理分配する部署があり、専任のスタッフが従事しています。知的財産管理技能検定という国家試験があり、3級は受験可能です。音楽プロダクションの印税管理は経理などで行っている場合もあります。現在は音楽業界にかぎらずメーカーでも知的財産管理の知識が必須になっていますので、専門学校などで学ぶ機会があれば、ぜひ身につけたいところです。
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