作詞家

歌詞で人の心を動かす“ことばのプロ”

どんな仕事?

依頼を受け歌うための詞を提供

 作詞家とは、さまざまな言葉を自在に操り曲のイメージの半分を担う言葉のアーティストです。仕事の進め方は、作詞が先でメロディを後でつける場合と、既に曲ができていて、その曲にあわせて作詞をする場合の2パターンがあります。かつてはドラマやCMのタイアップがついたタイアップ主導型で曲を創るケースが数多くありました。そのため、現代の作詞家には、イメージを言葉に表現するという作詞本来の能力に加えて、アーティストのイメージを生かしつつ、企業やプロデューサーの意向を作品の中に取り込む力、つまりコピーライター的な要素も求められています。

つくには?

多くの人に作品を見てもらいチャンスを探る

 作詞家になるには、主に次のような方法があります。
①専門学校などの作詞コースで、作詞の基礎から学ぶ。
②原盤制作会社や作詞家プロダクションに所属し、そこから仕事をもらう。
③作詞コンテストなどに積極的に応募し、受賞する。
いずれの方法を選ぶにしても、まずは作品をたくさん書いて多くの人に見てもらう。それが成功への第一歩といえるでしょう。

適性は?

作詞家トリビュートアルバムも参考に

 広い視野を持ち最新のニュースや流行に敏感で、生まれる前の出来事などにも興味を持つなど、ことばの引き出しを増やすための努力を楽しみながらできる人は向いているでしょう。さらに、作詞家として半世紀にわたりヒット曲を生み出してきた松本隆のトリビュートアルバムは参考になりますので、全編を聴いてみるのも良いでしょう。

関連学科

ヴォーカル&作詞作曲コース、作詞コース、 作詞家養成コース など

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