トップライナー

歌詞と曲を同時につくる 最先端の創作者

どんな仕事?

ダンス系楽曲など歌詞と曲が一体化した作品で注目

 楽曲制作の方法はいろいろありますが、日本では曲(メロディ)を作ってから歌詞を曲に乗せるというのが一般的です。近年、ダンス系の楽曲を中心に詞と曲を同時に作る方法が注目されていますが、この手法を用いる作家はソングライターではなく「トップライナー」と呼ばれます。
 アメリカのR&B(リズムアンドブルース)のジャンルでは古くからあった創作手法ですが、日本で知られるようになったのは2000年代に席巻したK-POPの楽曲などで、その多くは海外のトップライナーの作品に自国語の歌詞を置き換えたものでした。近年日本のトップライナーによる楽曲がヒットしていますが、代表的なのは三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I」でしょう。この曲は、言葉の韻や音もグルーブ(高揚感)の要素と捉え、ダンスも含めて斬新でノリの良い楽曲と、高く評価されています。

つくには?

専門学校でも本格的に学べるように

 日本ではまだトップライナーとして活躍している作家は多くありませんが、ダンス系楽曲全盛の今日、その需要が高まっています。歌詞と一体となったメロディを創り出すので、独特の手法となります。トップライナーの楽曲を研究して独学で作品を創る熱意があるか、もしくは最先端の創作手法を養成機関で学びましょう。専門学校の「サウンドクリエイターコース」でも学ぶことができます。Pro Toolsなどの楽曲制作ソフトを用いますので、楽器演奏や譜面の読み書きができなくてもチャレンジできます。歌詞も同時に創作しますので、作詞の技術や知識も習得できるでしょう。

関連学科

サウンドクリエイタコース、DJクラブミュージシャンコース など

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