客室乗務員

空港拡張で新たに増便する海外線

どんな仕事?

海外航空会社への就職

 客室乗務員は国内線や国際線の定期航空便に乗務し、機内で安全で快適な空の旅を楽しんでもらうためのサービスを行います。呼び方は航空会社によってさまざまですが、“キャビンアテンダント”“フライトアテンダント”などと呼ばれることが多いようです。その業務は、フライト前に、スタッフとの打ち合わせ、機内の設備や飲食物、セキュリテ ィのチェックを行います。フライト中は、離着陸時の安全確認や酸素マスク・救命胴衣などの装着法のレクチ ャー、お茶や機内食、雑誌やブランケットの配付、気分が悪くなった乗客のお世話などさまざまな仕事があります。また時には、急病人の発生や故障による緊急着陸、ハイジャックなどの非常事態において、安全を確保し、危険回避のため乗客を誘導するといった重要な役割も果たします。
 以前からこの仕事は女性にとって憧れの職業のひとつであり、現在にいたっても変わらず高い人気を維持しています。日本ではまだ少ないですが、外国の航空会社の中では男性の客室乗務員も多数活躍しています。
 成田や羽田空港の拡張に伴い、新たに日本に就航する海外の航空会社がコロナ禍以前は増えていました。海外のエアラインに就職できるチャンスも期待されますが、英語はもちろん、その会社の母国語、文化、習慣も学ぶ必要があるでしょう。

つくには?

TOEIC® L&R TEST600以上は必要

 日本の航空会社では、採用時には、将来性のある人材かどうかが重視されますが、コミュニケーションをとることができるレベルの英語力は必要でしょう。
 一方、外資系航空会社は、即戦力となる人材を求めています。身だしなみ、マナー、そして語学力、教養、サービス精神は身につけている必要があります。

関連学科

エアライン学科、国際エアライン科、英語学科、外国語学科 など

持っていると有利な資格

実用英語技能検定(日本英語検定協会)、観光英語検定試験(全国語学ビジネス観光教育協会)、TOEIC® L&R TEST(国際ビジネスコミュニケーション協会)、日商ビジネス英語検定(日本商工会議所)、秘書検定(実務技能検定協会)、国際航空貨物取扱士(航空貨物運送協会)、実用フランス語技能検定試験(フランス語教育振興協会)、スペイン語技能検定(日本スペイン協会) など

関連記事

ページトップへ