求人倍率20倍以上!全国で歯科衛生士不足が深刻化

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現在、歯科医師の診療・治療の補助や、口腔内の病気予防に携わる歯科衛生士が全国的に不足しています。2014年の求人倍率は17.8倍でしたが、年々上昇しており、2023年度には23.3倍(歯科衛生士養成校卒業の就職者6,371人/求人人数148,288人)になりました※。歯科医療の現場では欠かせない存在の歯科衛生士ですが、十分な人員が確保できていない歯科医院・歯科クリニックが全国に多々あるとのことです。人員不足の大きな要因のひとつとして、歯科衛生士は大半が女性のため、結婚などの理由で離職してしまう人が多いことがあげられます。現在、高齢者の口内ケアなど、さまざまな場で歯科衛生士が行う仕事に対するニーズが高まっており、日本歯科医師会や厚生労働省などでは現状を改善すべく、復職を支援する事業などを進めています。
※一般財団法人口腔保健協会「歯科衛生士教育に関する現状調査の報告」より
2024年5月20日更新