お客様の服を、新たなリメイクウェアへアップサイクル
アフリカの新進ブランド「ブジガヒル」× 髙島屋の「RETURN TO SENDER」プロジェクトが本格スタート!
ビューティ・ファッション
ファッション産業は世界で2番目に環境を汚染する産業(※)と言われています。世界各国が中古衣料の多くを海外輸出する先はアフリカで、日本をはじめ、先進国から大量に輸出・寄付された服はリサイクルやリユースだけでは処理が追い付かず、飽和状態となっています。中には傷んでいるものや、アフリカの気候や暮らしに合わない等の理由から、埋立地に送られてしまう衣服も少なくありません。(※)国連貿易開発会議調べ
大手百貨店の髙島屋は、アフリカ・ウガンダ共和国の新進気鋭ブランド BUZIGAHILL が掲げるコンセプト「RETURN TO SENDER」(差出人に返す)に賛同し、お客様から提供される古着を蘇らせる取り組みをスタートしました。先進国からアフリカへ大量に輸出・寄付され飽和状態となった古着を BUZIGAHILL デザイナーが再デザインし、新たな洋服へと昇華・アップサイクルして「先進国へ返送・販売」する取り組みです。
髙島屋の店頭で、お客様から提供いただく古着を受付。お客様の服と、アフリカの古着をコラージュするように組み合わせてデザイナーが再デザインし、新たなリメイクウェアへアップサイクルしてお渡し。複数出来上がったリメイクウェアのうち、1点は「ご自身の服をご提供されたお客様分」として、もう1点は「一般商品として店頭で販売」します。
「RETURN TO SENDER」の取組みでは、衣料品を調達後、古着の洗浄・検査を行い、その後アトリエの技術チームがパーツ毎に分解して、それらをコラージュするように再デザインします。古着のアップサイクルを行いながら、新たなデザインアイデアを製品にし、縫製まで行うことで、現地雇用の創出にも貢献しています。
10月、髙島屋では「RETURN TO SENDER」から出来上がった、リメイクウェアを約20アイテムを販売しました。ウガンダ共和国からデザイナーも来日し、新たな取り組みが注目されています。
参考:PR TIMES、FNNプライムオンラインほか
2024年10月15日更新