競技用厚底シューズの流行は街歩きにも
ヨーロッパブランドの新規店が続々オープン
ビューティ・ファッション
大学駅伝やマラソンで脚光を浴びた、ナイキのランニング用「厚底シューズ」。裸足の感覚が良いとされた“薄底”が主流だった10年前の常識を大きく覆しました。ソールの中にはカーボンプレートが装着され、弾むような感覚で走れるのだとか。今や厚底シューズの人気はランニングに留まらず、街歩きなどおしゃれ目的の需要に応えたセカンドウェーブが押し寄せているのです。
その代表は「ON」「HOKA」「SALOMON」などの欧州ブランドです。ランナー以外にも支持され、東京都心では新規店の開業が相次いでいます。
スイス発の「ON」は22年4月に東京・原宿に路面店をオープンし、平日でも行列が絶えない人気店となりました。
フランス発の「HOKA」は24年2月、同じく原宿の神宮前交差点に路面店をオープンしたばかりです。1階が店舗で、2階がランニングクラブ用にロッカーを備えたコミュニティースペース。クッション性に優れた厚底のシューズ2型を一日試し履きできるイベントを期間限定で開催しています。
フランス生まれで、日本でも直営店を構える「SALOMON」も、東京マラソン開催直前の3月1日からルミネ新宿/ルミネ2に期間限定店をオープンしました。23年11月にもルミネエスト新宿での限定店が好評だったため、25年1月までの期間延長となりました。同ブランドは大手セレクトショップ「BEAMS」でも販売しています。
2010年代後半のアスレジャー(スポーツウェアの街着)ブームからダッドスニーカー人気も定着し、ランニングの厚底シューズが、おしゃれ用にも選ばれています。
(参考:繊研新聞ほか)
2024年3月11日更新