目指している仕事の内容を教えてください。
今、目指しているのはドレスコーディネーターという仕事です。結婚式の際、新郎新婦のウエディングドレスなどについて、トータルコーディネートをします。ドレスは、人によって似合うものが変わってくるし、アクセサリーなどについても、その人らしさが表現できるものだと思っています。結婚式は、人生において大きなイベントであるため、ウエディングドレスという服をとおして、そのドレスやタキシードを着る人たちの人生に関わる仕事がしたいと考えました。
この職業を目指したきっかけを教えてください。
小さい頃から服が好きでした。物心がついた時から、お買い物をするときは、必ず自分で服を選んでいました。高校生の時には、ブライダルか服飾かで悩んでいましたが、より多くの種類の服に出会えること、また多くの職業を目指せることに魅力を感じ、ファッション業界に進学を決めました。自分が結婚式に参列した際、ドレスがきれいで、その方にとても似合っていたため、私もこのような素敵な場に関わりたいと思いました。専門学校に入ってからは、ドレスだけでなく、全身でコーディネートをするというファッション業界ならではの考え方も取り入れたドレスコーディネーターを目指すようになりました。
授業や雰囲気など、学校での様子をお聞かせください。
特に好きな授業は「スタイリングマップ」です。これは、人の顔立ちや肌の色について似合う色を探すことはもちろん、性格などの内面性についても考慮し、似合う服装や形、ファッションの系統を見つけていきます。ドレスコーディネーターになるために必要な知識なので、覚えられるよう日々頑張っています。また、私の在籍するファッションスタイリング科ではプレゼンテーションの授業が多くあります。私はパソコンが苦手なので、いつも先生や周りの友達に助けられています。授業中は、デザインやスタイリングなどについての意見交換が多く行われており、みんなで仲良く授業を受けています。
今後の目標を教えてください。
学内のイベントとしては、7月にある期間限定ショップの商品製作と運営、また11月のファッションショーに力を入れていきたいです。どちらのイベントでも、「自分らしさ」を前面に出し、とにかく妥協しないことを心がけていきたいです。個人としては、苦手なパソコン作業を少しでも改善し、卒業してから困らないようにしたいと思います。また、引き続きスタイリングマップの習得も頑張っていきたいです。
受験生の皆さんへのメッセージをお願いします。
高校生の時、学校を選ぶ基準にしていたことは、やりたいことをやれるかどうかということです。武蔵野ファッションカレッジに入学を決めたのは、期間限定ショップを通して、ファッションに関わる仕事について知ることができると思ったからです。私は、ブライダルと服飾とで迷っていましたが、幼いころからの「服が好き」という気持ちを大切にし、服飾の専門学校に進学しました。ただ、現在はブライダルに関わりたい気持ちもあり、ドレスコーディネーターを目指しています。これを目指すに至ったのは、在学中にファッションの職種について幅広く知ることができた今だからこその道だと思っています。受験生のみなさんも、目指す職業に囚われすぎず、自分の「好き」という気持ちを忘れずに進路選択をしてみてほしいと思います!