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長引くマスク生活に対応した化粧品や美顔機器
理美容師の海外勤務 業界最前線

ビューティ・ファッション

マスク対応化粧品や美顔機器の商品化相次ぐ

 コロナ禍から3年、マスク生活のトンネルからは未だ抜け出せそうにありません。美容業界の各メーカーは、マスク生活に対応したスキンケアや美顔機器を次々開発、新商品が人気を集めています。
 資生堂は、除菌・消臭をしながらマスクの摩擦から肌を守る効果のあるスプレーを発売しました。マスクを長時間つけていると、内側が蒸れて皮脂が過剰に分泌され、肌への負担が大きくなります。加えて不織布マスクが擦れて肌にトラブルを抱えている人が年々多くなっていることから、マスクの表面にヒアルロン酸をコーティングするスプレーを商品化しました。そのほかにも、マスクに付着しづらいファンデーションやリップが商品化されるなど、マスク生活に対応した化粧品が各メーカーから続々と発売されています。
 さらに、長期間のマスク着用で衰えた表情筋に電流で刺激をあたえ、ほうれい線や頬のリフトアップに効果をもたらす美顔機器も各社で開発、注目されています。MTG「シックスパッド フェイシャルフィット」やヤーマン「メディリフト」、パナソニック「バイタリフト」など、大手メーカーが相次いで商品化しています。
 「新しい日常」では、オンライン会議などで自分の顔を動画などで目の当たりにする機会が増えました。中高年男性のスキンケア市場も熱を帯び、新たな市場開拓が続いています。

海外サロンでベテラン理美容師活躍の道も

 日本人の理容師や美容師による、海外サロンでの勤務が話題になっています。キャリアを積んだ日本の技術者は知識もあり、欧米などでは、丁寧な接客で年齢に関係なく重宝されるそうです。円安もあって給与も比較的高く、実際にカナダのサロンではシルバー世代の理容師が活躍しています。人生100年時代の今日ですが、理美容師として国内のサロンに勤務できる年数は、一般的な会社員の定年よりも短いともいわれます。独立して自分の店舗を持つ道もありますが、これからは理美容師として技術を磨けば、活躍できる場が世界で待っているかもしれません。

(参照:日本経済新聞、SPA!ほか)

2023年3月6日更新

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