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若手アニメーション作家を国際的に育成・支援!CG-ARTSのプログラム「NeW NeW」スタート

若手アニメーション作家を国際的に育成・支援!CG-ARTSのプログラム「NeW NeW」スタート

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 デザイン系などの検定試験でおなじみの、公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)は、国内の短編アニメーション作家を支援する新たなプログラム「New Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World」、通称「NeW NeW」をスタートさせました。このプログラムは、国内の有望なアニメーターの育成から海外展開までを包括的に支援し、日本のアニメーションを国際的に広めることを目指すものです。
 この「NeW NeW」は、次世代のアニメーション分野を担うクリエイターの挑戦や育成を行うことを目的としたものです。NeW NeWでは今回、国内の短編アニメーション作家を対象に公募枠と推薦枠を設け、それぞれ3名ずつ、計6名のアーティストが選出されました。今後は幅広い分野における国内外の専門家とのネットワークを駆使して、クリエイターの皆さんの才能を国際的に発信していくとのことです。
 選出されたアーティストの皆さんは、今後2025年2月から11月までの間、さまざまな育成プログラムに参加して、新作企画の制作や発表に挑んでいく予定です。
NeW NeW公式サイト https://new-new.jp/

 「NeW NeW」は、アーティストたちの国際的なネットワーク構築を促進し、次世代アニメーションの創造力を引き出す重要なステップと期待されています。彼らの活動は、今後のアニメーションシーンの発展に大きく寄与することでしょう。
 新作企画を基に海外進出が期待される作家三名が選ばれました。彼らは新しい挑戦を通じて、国際的にその存在感を高めることが期待されています。
- 金子 勲矩作品企画『Crabs and Rabbits』
1994年生。早稲田大学から多摩美術大学大学院を経て、グラフィックデザイン学科の助手として活動中。彼の作品は独創的な視点を持つ短編アニメーションが特徴です。
- 関口 和希作品企画『アニメーション作家のねこちゃん』
体験や感情を通じて共感を呼ぶ作品を作成するアニメーター。日本アニメーション協会の会員でもあります。
- ひらの りょう作品企画『NIGHT IN THE EYEWALL』
埼玉県春日部生まれ。多様なスタイルのアニメーションを手掛け、国内外の映画祭で数々の入選歴を持つ。

また、国際的なコンペティションで既に実績を持つ三名のアーティストが推薦枠として選出されました。彼らは未来のアニメーションシーンにおいて重要な役割を果たしています。
- ニヘイ サリナ
札幌市に在住し、海外の映画祭で受賞歴を持つ。彼女はフリーランスのアニメーターとして多方面で活躍しています。
- 折笠 良
茨城大学と東京藝術大学院を修了し、カナダで共同製作した短編が話題に。国際的なステージでの活躍が期待されています。
- 矢野 ほなみ
瀬戸内海出身で、アニメーション研究者としても知られる。短編『骨嚙み』で受賞経験も。

参照:CG-ARTS公式プレスリリースほか

2025年3月12日更新

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