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「捨てない」から「活かす」へ。大手まんぢゅうの小豆皮で染める地域循環型SDGs

「捨てない」から「活かす」へ。大手まんぢゅうの小豆皮で染める地域循環型SDGs

動物・環境

 株式会社良品計画と株式会社大手饅頭伊部屋は、備前岡山の銘菓「大手まんぢゅう」のこし餡製造過程で排出される小豆の皮を染料の一部に活用した「染めなおした服 (小豆)」を、岡山市内にある無印良品の二店舗で2025年10月17日(金)に新発売しました。
 「染めなおした服」とは、無印良品の“衣服リユース”という取り組みの中で、顧客が愛用していた無印良品の服を回収し、洗いなおしたり、染めなおしたりすることで、アップサイクルされた服のことです。これは同社が取り組むSDGsにまつわる活動のひとつで、まだ着用可能な衣服を新たな価値を持つ商品に再生し、販売しています。
 アップサイクルとは、本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、新しい製品へとアップグレードして生まれ変わらせることを指します。リサイクルとは異なり、「原料」に戻して資源として再利用するのではなく、元の製品の「素材」をそのまま活かす手法です。
 株式会社大手饅頭伊部屋では、廃棄物の削減、環境への負荷低減、地域循環型商品開発を目指しています。餡を作る工程には、小豆を洗い、窯で炊き、こす作業がありますが、こした時に出てくる小豆の皮は、1週間で200キロ以上に上ります。過去には飼料にしたこともありましたが、うまくいかず、費用をかけて廃棄を続けてきました。そこで廃棄を減らすために地元岡山の企業に協力を仰ぎ、試行錯誤の末、今回の製品に用いられている「大手なごり染め」の技術を生み出しました。小豆の鮮やかさをほのかに感じさせる淡い紅色の上品な色合いが特徴です。
 今回のコラボレーションは、株式会社大手饅頭伊部屋の廃棄物削減の取り組みに賛同した株式会社良品計画が提案し、実現しました。同社は岡山県にある商店街の課題解決を支援するプロジェクトも手掛けており、今後も地域企業と密接に関わった事業を手掛けていく見通しです。

参照:無印良品、大手饅頭伊部屋

2025年12月15日更新

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