業界ニュース

AIが建築素材を理解して提案―建築プロセスを再定義する

AIが建築素材を理解して提案―建築プロセスを再定義する

自動車・航空・鉄道・船舶・運輸・建築

 建築AIの開発を手がける 株式会社SAMURAI ARCHITECTSと、左官素材ブランド「スタッコプラス」を展開する 株式会社スタッコは、AIと建築素材の関係を再定義する新プロジェクト 「MATERIAL CLUB(マテリアルクラブ)」 を共同で発表しました。本プロジェクトは、AIが建築素材の生成・選定・表現・共有といったプロセスそのものを再構築し、「つくる(MAKE)」「ためす(TRY)」「さがす(FIND)」という3つのアプローチを通じて、デザインから施工までを横断する新しい建築体験を提供します。
 これまでのAI生成は、建築や空間デザインにおいて“イメージを描く”段階にとどまっていました。MATERIAL CLUBは、そこからさらに踏み込み、AIが素材そのものを理解し、再現し、提案できる環境を構築しました。AIを「設計のツール」ではなく、「営業から施工までをつなぐプラットフォーム」として再定義し、デザインとリアルを架橋する新たなエコシステムを生み出します。
 AIが空間画像に素材を自動マッピングし、照明・距離・スケールを補正して、高精度なPBRマップ(3Dテクスチャ)を自動生成します。従来よりもスピーディかつ高品質に建築素材を再現し、設計者・クライアント・施工者が同じ質感のイメージを共有することができます。今後はSAMURAI ARCHITECTSの画像生成AIを用いたリアルタイムビジュアルコミュニケーションツールである「Rendery」だけでなく、他社の設計・施工システムにもAPI(異なるアプリケーション等が連携して、データや機能をやり取りするための仕組み)として展開し、業界横断での利用を目指します。また、AIにより各メーカーの建材データベースと照合することもでき、価格・性能・在庫情報に基づく素材提案を実現します。将来的には積算・見積・BIMデータとの連携も視野に、設計からコストマネジメントまでを一貫して支援する仕組みを構築していきます。

参照:株式会社SAMURAI ARCHITECTSプレスリリース

2025年11月5日更新

記事一覧

関連記事

ページトップへ