JR西日本が当日配送のサービス開始!
取り巻く環境の変化に新たな取り組み始まる
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JR西日本が今、時代の変化に対して新たな取り組みを始めています。
先ずは7月1日より開始された、法人向け荷物を新幹線で緊急輸送できる「荷もっシュ!Quick」です。既存の新幹線輸送サービスでは、2週間前までに予約する必要がありましたが、当日での配送が可能となります。これにより医療機関の血液輸送といった、緊急性が高い積荷の需要が見込まれます。輸送区間は山陽新幹線の新大阪・広島・博多の上下線相互間で、各駅から出発時刻の30分前までなら荷物を依頼できます。JR西日本は「今すぐ確実に運びたい」ニーズに応えたいとしており、この取り組みは、物流業界の人手不足問題に対する一つの回答と言えるでしょう。
さらに新たな試みとして、世界初となる3Dプリンター技術を活用した新駅舎の利用を、JR紀勢本線の初島駅でスタート。JR西日本は駅の老朽化と無人化、維持管理の観点から、より効率的な運営を課題としています。そこで今回、3Dプリンターを活用する効率的な施工を実施しました。具体的には、プレキャスト工法という工場で事前に部材を造り、現地で組み立てる建築工法を採用しています。一般的な駅舎が設置に1~2か月かかるのに対し、今回は工場での部材製造に7日間、現地の組み立てに6時間と非常に短く抑えられており、これまでの駅建設の考え方を変えるかもしれません。
これらの取り組みは、JR西日本の置かれている経営環境から端を発しています。同社はコロナ禍を契機とした人の行動変容やニーズの多様化、インバウンド需要の継続、人口減少に伴う市場の減少などの環境変化、インフレ社会の到来で急速な環境変化に直面していると認識しています。そのため、厳しい状況下でも持続可能なサービスを提供することで、地域と経済の活性化に貢献したい狙いがあります。JR西日本では、今後も挑戦的な姿勢や柔軟な取り組みを強力に推進していくとしています。
参照:JR西日本グループ、鉄道コム、産経新聞、讀賣新聞オンライン、スマートモビリティJP、Impress Watch
2025年9月8日更新







