業界ニュース

【自動車系学校の先生に聞いた業界就職最前線】
安定した就職が望める自動車整備業界

自動車・航空・鉄道・船舶・運輸・建築

当社では、自動車系の学科・コースを設置している大学・短大・専門学校などにアンケート調査を実施。就職の現状や就職指導のしかた、業界の展望などの“生の声”を入手しました。就職を取り巻くさまざまな現状について、一緒にみていきましょう。

コロナ禍の影響を含め、大幅な変化はなし
求人数については「増加」が「変化なし」の1.3倍に

求人は増えた?変わらない?
解消されない業界の人手不足

 自動車関係の就職について、当社が自動車系の学科を持つ学校に行ったアンケート調査によると、企業や関連施設の求人数は「増えた」と答えた学校が「特に変わらない」と答えた学校の約1.3倍になりました。学校の近くに限らず全国各地の企業からの求人も増えているとする回答も見られました。
 それ以外については、おおむね前年までの状況が続いているようで、令和7年の就職状況については「特に変わらない」、学生の志望する業界・職種、企業が学生に求めるものについても、それぞれ「変化はない」という回答が多数を占めました。

「企業説明会の実施」が1位
今年の就職指導は業界理解を重視か

 特に力を入れた就職指導の項目では、今年は「企業説明会の実施」が1位になりました。2位は「挨拶・マナー」、3位が「資格取得」です。そして「実習・インターンシップ」が4位で、昨年は1位だった「面接指導」は5位になりました。どの項目も、就職指導において例年重要視されているものですが、今年は特に業界の理解を重視した学校が多いように感じられました。

【学校に聞いてみました】
Q.どんな点に力を入れて就職支援を行いましたか?(複数回答可)

1. 企業説明会の実施
2. 挨拶・マナー
3. 資格取得
4. 実習・インターンシップ

就職支援の例
●学内企業説明会を開催し、企業研究に費やす時間の効率化
●学生の希望を最優先に就職活動をサポート
●「後援会」会員会社のバックアップを得て、キャンパス内で「企業ゼミ」を開講
●受験する企業の過去の問題に合わせて対策
●クラス担任と進路担当者によるWサポート

進路指導を時間割の一コマに
面接練習からパソコン講座まで

 先述した業界研究の他にも、調査対象校の就職支援はさまざまです。特に授業の中で就職指導を行う学校が目立っています。内容は、面接練習や業界研究など、就職活動対策のみにとどまりません。パソコンの使い方・基本的なビジネスマナーなど、社会人としての基本を学べるものなどもあります。学校によっては、こうした指導を入学当初から設けることもあります。内定の獲得だけでよしとせず、就職後も見越したフォローが行われているといえるでしょう。

【学校に聞いてみました】
Q.現在、就職指導はどのような取り組みをされていますか?

●コミュニケーション能力が最も求められている。技術力や資格はもちろんながら、人間力育成に力を入れている。(日本工科大学校)
●入学当初より就職ガイダンス、業界研究・職種研究の授業を取り入れている。担任制をとり履歴書の書き方、面接練習等、クラス毎に対策授業を行っている。(専門学校 関東工業自動車大学校)
●必修科目としてビジネス実務Ⅰ、ビジネス実務Ⅱを開講し、学生がビジネスマナーやパソコンの基礎的な扱いを学べるようにしている。(高山自動車短期大学)

Q.就職支援に関して特色・特記事項などあればご記入ください。
●学生ファーストで一人一人の希望に合わせた就活のフォロー、就職後のアフターフォロー(卒業生訪問)。(横浜テクノオート専門学校)
●就職活動に特化した部署(キャリアサポートセンター)を設置している。担任制をとり、キャリアサポートセンターと連携し、学生との個別面談を綿密に行っている。(専門学校 関東工業自動車大学校)
●学校独自の就職マニュアルの作成と配布。クラス担任・就職指導担当による、連携した指導体制。(専門学校 東京自動車大学校)

自動車業界の今後の展望は
求人増加、就職活動早期化…アフターコロナ以降は激化?

 来年度以降の業界予測においては、「人手不足」「それに伴う求人の増加」「社員確保のための入社条件や労働環境の向上」などについて言及をしている意見が多くありました。
 一方、企業が学生達に求める知識や技術も高まっているようです。自動車業界の新技術の発展とともに、必要となる知識や整備技術の幅も広がる可能性があるからです。「1級自動車整備士の需要が高まっていると感じる」と回答した学校もあるように、高度な知識や技術を学んでおくと対応しやすいのではないでしょうか。

(出典:当社実施アンケート)

2025年10月1日更新

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