株式会社アイエンター
テクノロジー本部 R&Dユニット
フェロー リード
西 拓実 さん

にし たくみ▶東京海洋大学出身。研究室で学んだ水産とAIスキルを活かしたいという思いから、システム・アプリ開発に加えマリンテック事業にも力を入れる株式会社アイエンターに入社。研究者として「AI魚体サイズ測定カメラ」の研究開発・運用に取り組む。
マリンテック(水産×IT)研究開発でアイデアを生む
次世代を担うデータサイエンティスト
―現在の仕事内容について教えてください。
私はR&D(研究開発)の部署で働いており、中でも水産業界をITを使って、より仕事を楽に、盛り上げていくことにフォーカスしたマリンテック(水産×IT)分野を担当しています。マリンテックの中でも「AI魚体サイズ測定カメラ」(以下:AIカメラ)という魚の大きさをAIで測るカメラの精度を上げるための研究をしています。このAIカメラを養殖場等で導入すれば、手作業で行っていた魚の測定業務を大幅に簡略化できます。
日々の業務では、AIカメラの研究に関連する論文を読み、その内容をプログラムへ反映しています。また、撮影した魚の情報をもとに、体重を換算する式の作成や調整も行っています。
職業で言うとデータサイエンティストや研究者の仕事になりますね。時期により、自社の養殖場(横浜ラボ)で育てている魚をAIカメラで撮影しに行くことや、取引先の全国各地の陸上・海上養殖場へ出向くこともあります。

―仕事のやりがいや面白さは何ですか。
取引先の養殖場を訪問して、AIカメラの説明をする際、養殖業者さんに「いい精度だね」と言われるのは本当に嬉しいです。また訪問時にAIカメラの不具合等を解決し感謝されると、やりがいを感じます。
また、自分たちでアイデアを生み出し、取引先と近い距離で運用できているところも、モチベーションにつながっています。

―仕事で印象に残っている経験はありますか。
午前3時に取引先の海上養殖場に出向き、早朝に計測したことが印象に残っています(朝9時に仕事を終えたのは、不思議な体験でした)。水揚げや流通のタイミングにより、朝早く行く必要がありましたが、お客さん(養殖業者さん)の意見を直接聞けて、とても楽しく仕事が出来ました。

―仕事で大切にしていることは何ですか。
アイデアを出すことを大切にしています。仕事を依頼された時も、依頼されたことだけするのではなく、自分で考え、「こうすると更に良くなるかも」とアイデアをプラスすることを意識して仕事をしています。

AI魚体サイズ測定カメラ
AI技術を活用し、魚のサイズを推定。測定データはWeb管理画面で確認が可能。
―学生時代の学びで役に立ってることは?
幼少の頃から海が好きで、サンゴの研究などをしたくて水産系の大学に入りました。研究室でAIに触れ、マリンテックを知り、時代も影響してITにフォーカスしていきました。そこで学んだプログラムの知識が役に立っています。IT業界をめざすなら、Python(=パイソン・プログラミング言語)は高校生でも理解しやすいと思うので、一歩踏み出して勉強してみるとよいと思います。
―今後の展望を教えてください。
当カメラ事業では、AIカメラ国内シェア1位をめざし、さらには海外展開もしていきたいと考えています。個人としては、研究・発表でステップアップして、「マリンテックのことなら西さんへ」と言われるような、マリンテックの第一人者になれたらと思います。
企業情報
| 企業名 | 株式会社アイエンター |
|---|---|
| URL | https://www.i-enter.co.jp/ https://i-ocean-global.com/ |
| SNS |

