客室乗務のスペシャリストに聞きました

日本航空株式会社
客室乗務員 リードキャビンアテンダント
中野 夏恋さん

なかの かれん▶高校卒業後、幼少期から親しんできた英語や留学への興味から、4年制大学の経営学部国際経営学科に進学。3年次には約8カ月半、カナダ・バンクーバーへ留学した。卒業後、新卒で日本航空株式会社に入社。現在は7年目の客室乗務員として活躍している。

一人ひとりに寄り添って空の旅を支える仕事
「JALを選んでよかった」を世界中に届ける

「私だから任せたい」と思われる存在に

 現在はリードキャビンアテンダントとして、国内線と国際線の両方に乗務しています。お客さまへのサービスはもちろん、エコノミークラスのリーダーとして客室乗務員のチームをまとめる役割も担います。また、先任客室乗務員(機内の客室責任者)を補佐しながら、後輩への指導やサポートも行っています。
 客室乗務員を目指したきっかけは、「私だからお願いしたい」「私だから任せたい」と思っていただける仕事に就きたいと考えたことです。学生時代はイングリッシュスクールで講師のアルバイトをしており、生徒一人ひとりに合わせて声をかけながら信頼関係を築くことにやりがいを感じていました。その経験を通して、相手に合わせたコミュニケーションの大切さを学びました。
 客室乗務員の仕事も、お客さま一人ひとりの状況に合わせた対応が求められる仕事です。また、機内ではさまざまな状況に応じて判断しながら、多くの仲間と連携して業務を進める必要があります。これまでの経験を活かせる仕事だと感じ、客室乗務員を志望しました。

「渦の中心」となってチームをまとめる

 仕事をするうえで大切にしているのが、JALフィロソフィにある「渦の中心になれ」という考え方です。客室乗務員は毎回同じメンバーで乗務するとは限らないため、初対面のメンバーとも積極的にコミュニケーションを取り、職位に関係なく意見を言い合える雰囲気づくりを心がけています。私自身が中心となってチームをまとめることで、客室乗務員同士の連携が深まり、それが安全運航やお客さまへのより良いサービスにつながると考えています。チーム全体が一つになり、お客さまに満足していただけるフライトを実現できたときは、大きな達成感を覚えます。

短い時間でも心に残るおもてなしを

 国際線では、日本を訪れる外国人のお客さまからおすすめの観光地や食べ物について質問されることがよくあります。その際は、自分のおすすめを手書きのメッセージにしてお渡ししたり、ハネムーンや誕生日などの記念旅行のお客さまには、客室乗務員からのメッセージを贈ったりすることもあります。こうした心配りを喜んでいただけたときは、大きなやりがいを感じます。また、ご家族の不幸で帰省される途中のお客さまに寄り添いながら対応し、降機時に「ありがとう」と声をかけていただいたことも印象に残っている出来事です。
 客室乗務員はお客さまと接する時間が限られている仕事です。その短い時間の中でも、お客さまに安心していただき、笑顔になっていただけるよう心がけています。そして、「JALを選んでよかった」と思っていただけるフライトを提供できるよう、日々乗務しています。

客室乗務員をめざす高校生へのメッセージ

目の前の挑戦が未来の自信につながる
客室乗務員に必要なのは、英語力や接客スキルだけではありません。相手を思いやる力や仲間と協力する力、そして何かに一生懸命取り組んだ経験も大切です。今、目の前にあることに全力で挑戦し、多くの経験を積んでください。その一つひとつの経験が将来の自信につながると思います。

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