ヘアメイクのスペシャリストに聞きました

株式会社 アトリエはるか
サロン事業部 「エキュートエディション御茶ノ水店」
店長 梶浦 詩さん

かじうら うた▶広島県出身。高校卒業後上京しニューヨークメイクアップアカデミーヘ進学。卒業後は銀座のヘアメイクサロンに勤務しながら日本美容専門学校の通信科で学び、国家資格取得。アイリストとしてエステサロンに勤務するなどの経験を積み、2023年に株式会社アトリエはるかに入社し2025年4月にオープンした「エキュートエディション御茶ノ水店」にて店長を務めている。

お客様のキレイを引き出していくために
興昧を持ったことをまずはやってみる

子どもの頃からその人に似合う
ヘアメイクを想像

 小学校4年生くらいの時から友達やお母さん、担任の先生の髪型やメイクを見て、「もっとこうしたら綺麗になるのに」という感情を持っていたことを覚えています。特に友達には似合う髪型を考えて切ってあげたこともあり、それがとても楽しかったです。中学生の頃には自分自身のオシャレにも興味が出てくるようになり、総じてメイクなど美容に関することが好きな子供だったと思います。

自分の直感を信じて大学入学前に進路変更

 高校時代、最初は看護大学を目指して勉強をしていました。しかし、病院での職場体験を経てから自分の進路に違和感を持ち、結果として合格していた大学に入学するのを辞めて上京しメイクの道に進みました。両親も初めは心配していましたが、今では私の選択を応援してくれています。
 ニューヨークメイクアップアカデミーを卒業してからは、就職先を悩んでいたときに参加した成人式のイベントで声をかけていただいた、銀座のヘアメイクサロンで働きながら美容師の資格も取得しました。8年間ほど勤務した後、アイリストにも興味があったため工ステサロンに転職。そこでの経験を踏まえて、ヘアメイクの技術をもっと高めたいと考えてアトリエはるかに入社しました。私自身が興味を持ったことには自分でやってみないと気が済まない性格のため、忙しい毎日でもいろいろなことにチャレンジしてみたいと考えていました。

キレイになることで心身ともに元気になる

 私はお客様を初めて見た時に、その方に似合いそうな髪型やメイクを何パターンも思い浮かべます。そのうえで、ますは要望聞いて施術していきます。ヘアメイク次第で雰囲気はいくらでも変えることができるため、お客様の好みに合わせてお似合いの仕上がりにできた時、そして「ありがとう」という言葉をもらえた時にやりがいを感じます。
 過去にご年配の方の施術を担当する機会がありました。その方は家族に連れられて来店され、最初は遠慮がちで「私なんて…」とおっしゃっていました。しかし、仕上がり後は目をキラキラさせて喜んでいただき、背筋を伸ばして帰られたのを見て、美容は見た目だけでなく精神的にも良い効果があるということを改めて実感しました。技術はいきなり身につくものではないため、トライ&エラーの繰り返しで大変なこともありますが、元気になられるお客様を見ることが私にとっても一番のご褒美です。

入社後1年7か月で店長に
ゼロから店舗を立ち上げ

 御茶ノ水店の店長を打診された時は、迷いなくやりたいと思いました。新しい店舗の立ち上げメンバーとして参加し店舗をつくることができたのも貴重な経験です。店長としては、チームの調和をとることを常に考えています。人見知りをしない性格なので、スタッフの気持ちを聞き出してコミュニケーションを取ることを心がけています。

技術を高めて育てる立場に
挑戦することをやめない

 今後はヘアメイクの技術を高めていくのはもちろん、人を育てるのにも興味があり、ヘアメイクの人が働きやすい環境をつくれるように運営側も経験していきたいです。アトリエはるかでは運営側に異動しても現場に出ることができるため、両立できるのではないかと考えています。また、そのためにも社会人として学び直しをしてみたいです。美容だけでなく運営の分野も学びたいため、大学受験も視野に入れており、やりたいことにどんどん挑戦していきたいです。

ヘアメイクをめざす高校生へのメッセージ

寄り添う心を持って人との関係を築き自分が選んだ道を進んで
知識や技術ももちろんですが、人にサービスをする仕事は人をよく見て相手の気持ちを汲み取る力が一番大切です。みんなと仲良くすることは難しいかもしれませんが、学生の頃にできるだけたくさんの人とコミュニケーションを取ってほしいです。好きを仕事にすることは覚悟が必要ですが、迷ったときは自分の気持ちに素直になって、自分らしい道を見つけてください。