チーム運営からショップ店員まで幅広く活躍できる
どんな仕事?
用品、イベント、メディア・・・内容は実に多彩
●スポーツイベント企画・運営
競技によって企画・運営するイベントの内容は大きく異なります。一般向けの普及活動からアマチュアやプロの大会まで多種多様です。自治体、各種スポーツ団体、民間企業などの主催者のほか、運営を引き受ける広告代理店で働くこともできます。
選手、関係者、観客、テレビ視聴者など、すべての人に満足してもらうためにも、客観的な視点と豊かな発想力が重要となります。
●スポーツ用品・サービス関係
メーカーに勤務しての商品開発、ショップ店員として学校やクラブなどの団体客、一般客への販売、スポーツ栄養食品の開発・販売などの仕事があります。
商品開発ではスポーツ科学を駆使して、安全な商品、パフォーマンス向上につながる商品などを開発します。
営業、販売では、スポーツ経験を活かし、相手の好みや技術レベルに合わせて最適な商品を提供します。
●メディア
選手を一番近くから取材し、現場の新鮮な情報を伝えます。企業に所属するかフリーの立場でテレビ、ラジオ、新聞、雑誌(新聞社)、Webメディアを通して活躍することになり、カメラマン、記者、アナウンサーなどの職種があります。選手やチームを密着取材して、裏側の努力や内面の心理などを引き出す能力が必要です。
●選手マネジメント
プロ選手や各競技を代表する選手のスケジュール管理・調整やメディア出演の受付・管理、その他さまざまな交渉を行います。
一流選手のマネジメントになれば本職の競技のほか、テレビ出演や雑誌の取材など芸能人のような仕事もこなします。競技を優先させるためにも、マネージャーの手腕が求められます。
●エージェント
選手に代わり、チームやスポンサーとの契約、移籍など法的専門知識が必要な交渉を行います。日本のプロ野球では、弁護士資格が必要です。
つくには?
幅広い分野の職種があり、さまざまなアプローチ方法があります。ですが、スポーツを学べる学校、できればスポーツビジネスを専攻できる学校で学ぶのが良い方法です。ビジネスチャンスの拡大から、スポーツビジネスについて学べる学校は増加傾向にあります。
多くの場合、スポーツ理論や実技、経営、マーケティング、ビジネス研究、販売、パソコンなど、さまざまな分野から学ぶ内容を選択することができます。
関連学科
スポーツビジネス学科、スポーツマネジメントコース など