業界ニュース

文部科学省、科学技術白書を発表 コロナ騒動で大きく変わる未来の形

文部科学省、科学技術白書を発表 コロナ騒動で大きく変わる未来の形

こども・福祉・心理・看護・医療

文部科学省は2020年6月16日、令和2年版科学技術白書をまとめ、政府が閣議決定しました。白書の中では、20年後の社会像を大型イラストで紹介。新型コロナウィルス感染症の拡大から、将来にかけて「社会の形が大きく変わっていく」可能性を示唆しました。

  1. 感染症の流行が国民の意識を変える
  2. 科学技術の進化を促進
  3. 持続可能な社会の早期実現を予測

新型コロナウィルス感染症への政府の取り組み

白書で一番のトピックスは、やはり新型コロナウィルス感染症。3月に行った意識調査の段階で、政府が感染症予測や対策のために講じるべき施策として「研究開発の促進」を挙げた人が既に6割に達し、「感染症の研究開発に対する国民の関心は高い」と記述されています。
感染拡大で日常生活や公共インフラ、産業が打撃を受けています。社会の大きな停滞が「人々がこれまで当たり前に感じていた価値を大きく変える転機である」とも記述しています。現行の第5期科学技術基本計画が提唱する超スマート社会「Society5.0」の早期実現が必要で、複雑化した諸課題を解決するため、自然科学と人文・社会科学が協働して取り組むことが重要だとしました。

課題の早期解決のため、科学技術の進化も早まる

「人工肉などの食品の3Dプリント技術は2030年」「小都市の再生エネルギーによる完全スマートシティ化が2033年」「発話出来ない障がいを持つ人や動物とのコミュニケーションを行うポータブル会話装置が2034年」に実用化するとしています。これが実現すれば、社会も飛躍的な変化が期待できます。

持続可能な社会への道

2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、白書の中で記した文の中で、「真のサスティナブル(持続可能な)社会が実現するのは2035年頃と思います」と述べています。15年後と言えば、非常に近い将来だといえます。公害や過大な資源消費がなくなり、環境や資源が保全された状態で経済成長する時代がまもなくやってくるのです。

(参考:文部科学省 科学技術白書)

2020年6月23日更新

記事一覧

関連記事

ページトップへ