バリスタのスペシャリストに聞きました

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やなぎ たかはる▶1980年生まれ埼玉県出身。数々のバリスタ大会に出場経験をもつ。大学生時代からスターバックスコーヒージャンパンに10年間勤務し、オーガニックカフェに転職。本格的にコーヒーの勉強をするため、カフェ専門の学校のバリスタ科に入学し1年間学ぶ。卒業後はラテアート教室やコーヒー関連のワークショップを開催し、コーヒーの楽しさやバリスタという職業を広める活動をしている。 TwitterID nocafenolife_

人との繋がりを感じることができる
素敵なお仕事

大学時代のアルバイトがきっかけで
コーヒーの魅力を知る

 男子校出身で、大学も理系の学部に所属していたこともあり、華のない生活を送っていました。そんな時にスターバックスコーヒーでアルバイトを始めました。今でこそスターバックスコーヒーは身近な存在となりましたが、当時はまだ珍しい存在でした。高校生の時にコーヒーを飲んでお腹を壊したこともあり、コーヒーは苦くて美味しくないイメージだったのですが、飲んでいくうちに味の違いがわかるようになり面白いなと思うようになりました。また、接客をしていく中でお客様に感謝されたり、珈琲豆を買ってくれたお客様が再来店し、「美味しかったよ」とお礼を言ってくれたりと、そういった楽しさや喜びの積み重ねでただの苦い飲み物というネガティブなイメージが自分の中で払拭されていきました。いつしかコーヒーを通してお客様と仲良くコミュニケーションをとれる、人との繋がりにもなるカフェの魅力にハマっていたのです。10年働いたスターバックスコーヒーでしたが30歳になるのを機に、オーガニックカフェに転職しました。そのカフェはコーヒーよりは野菜など食材に力を入れているカフェで、どこか物足りなさを感じてしまいました。そんなとき、バリスタのスペシャリストが集う丸山珈琲に連れていってもらう機会がありました。お店にはバリスタ大会の盾がずらっと並んでおり、ただの接客業ではないこんな世界があるのだと衝撃を受けました。コーヒーの知識は多少得てはいましたが、技術的なことは修得できていないと感じ、30代前半にしてバリスタの知識が学べるカフェ専門の学校の、社会人クラスにて1年間勉強をし、卒業後、バリスタの仕事をしながら、ラテアート教室、コーヒー関連のワークショップを開催、コーヒー関連の記事の執筆など、コーヒーの楽しさやバリスタという職業が一人でも多くの人に伝わるように活動をしています。

バリスタの視点からカフェの魅力を伝える

  普段はバリスタとしてカフェで接客をしていますが、「カフェブロガー」としても活動しています。ブログで紹介する際に気をつけていることは、現役のバリスタの視点からお店を観察することです。例えばコーヒーの豆の種類や使用しているマシンなどで味が変わるなど、専門的な部分やお店の雰囲気など、普段現場で働いているからこそ気づく点も多々あります。そういった細かな違いを普段コーヒーを飲まない方々にも、できるだけ分かりやすく伝えていきたいと心がけています。

カフェに携わる人達を応援したい

 私がカフェの魅力を伝える活動をしている理由は、世の中には素敵なカフェがたくさんあるのに、まだまだ知られていないお店があると強く感じるからです。一人でも多くの方に素敵なお店を知ってもらうためには宣伝する必要があります。大手のお店なら広告資金に余裕があると思うのですが、個人で経営しているお店には宣伝や広告費に手が回らないこともあります。お店に限ったことではないですが、存在自体が知られてなければ、どんなにいい商品、サービスでも宝の持ち腐れになってしまします。こういった活動が何か少しでもカフェ業界の手助けになれば、と現役のバリスタとして、また一人のファンとして日々考えています。

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バリスタをめざす高校生へのメッセージ

人とのご縁を大切にする
なるべく多くのカフェに行き、あなただけのお気に入りのカフェをみつけてください。そして働いているお店の人に話かけてみてください。「好きなものこそ上手なれ」の精神で、なにか目標をもって挑戦してみることが大事です。厳しい業種になりますが、他の業種に比べると色んな人と繋がれるのが最大の魅力だと思いますね。

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