花のスペシャリストに聞きました

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とみなが あやか▶京都府出身。同志社女子大学卒後、人を豊かにする仕事がしたいと日比谷花壇に入社。全国に展開するゲストハウスのディレクターを務める。誰からも愛される、太陽のような人柄。会場に入った瞬間、ゲスト達の「可愛い!」の一声を引き出す空間を提案する。

お客様に喜んでいただける空間を花で演出し
一生の思い出となるブライダルシーンを支える

すべては喜んでいただくために

 花を使って目的に応じたデザインや装飾を行うフローリストとして、ブライダル、結婚式の空間演出をしています。
 具体的な仕事内容は、新郎新婦との打ち合わせを通して、結婚式当日に一番ふさわしいと思う花の種類や色合い、空間などをイメージして装飾することです。打ち合わせ中に簡単なデッサンを描いて、イメージしやすくする工夫もしています。どの花の何色を何本使ってデザインするのか…。新郎新婦やお客様に喜んでいただくために、日々の努力も惜しまないようにしています。

人に影響を与えられるような人になりたい

 中・高時代、バスケ部のコーチにスポーツに打ち込む大切さや礼儀などを叩きこまれ、スポーツを通じての人間形成を教えていただきました。自分や友人が変わっていくのを見て「すごい人だな」と感じ、「人に影響を与えられるような人になりたいな」と思うようになり、大学への進学を決めました。
 就職に関しては、当初、教師を目指していましたが、その前に自身の経験や見識を広げたほうが良いと考え、興味のある化粧品やブライダルの企業にチャレンジしていました。その中で出会ったのが日比谷花壇です。「花は老若男女問わず、どなたにあげても喜ばれる。花という商材を扱っていると、いろいろな業界の方とご一緒する機会も増え人脈も広がる」。そんなところに魅力を感じ、教師ではなくこの世界に入りました。

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やりがいは新郎新婦やお客様の反応

 結婚式に携わるスタッフの中で、フローリストだけは「結婚式が始まるまで」が仕事になります。そのため、お客様がその空間に一歩足を踏み入れた「瞬間」が勝負で、お客様が「ワァ可愛い!」と言ってくださることがすべてなのです。皆さんが花の写真を撮ってくださり、また新郎新婦がブーケを見て感激してくださると本当に嬉しいですし、この仕事のやりがいを感じます。
 最近では、結婚式で使用した花を持ち帰った新郎新婦やお客様から、「富永さんに頼んでよかった」、「花に全く興味がなかった主人が花をプレゼントしてくれるようになった」、「実はあの後、花瓶を買いました」といった声が届くようになり、さらなる大きな喜びになっています。入社から10年経って、「尊敬していたバスケ部のコーチのように、少しは人に影響を与えられたのかな」と思えるようになりました。
 近年のブライダルでは新郎新婦が独自にスタッフを選ぶ傾向にあるので、今後は海外のブライダルに指名されたいです。そして、この仕事が「なりたい仕事ランキング」に入れるようになることを願っています。

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フローリストをめざす高校生へのメッセージ

今を楽しんで、好きなことを突き詰めて
これまでに学んできたことをはじめ、付き合う人や周囲の環境、趣味・趣向・センスなどが制作する作品に影響するので、いろんな人と交流を持ち、いろんな場所へ遊びに行き、多くのものを見て、様々な経験をすることがこの仕事には役立つと思います。もちろんデザインやカラーコーディネートの勉強も必要だと思いますが、それよりも相手のことを察する力とか自分にないものをインプットすることのほうが大切になると思います。今を楽しんで、好きなことを突き詰めていけば、それが武器や個性につながります。夢に向かって頑張ってください!!

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