ゲーム業界のスペシャリストに聞きました

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きむら せいたろう▶筑波大学 理工学群卒業後、株式会社コナミデジタルエンタテインメントにゲームプログラマーとして入社。3年目から、サッカーゲームの開発に携わり、2020年からプロデューサー、2023年にはシニアディレクターとなる。

ファンからクリエイターに! 作ったものを多くの人に楽しんでもらえることがこの仕事のやりがいです

ものづくりは楽しいけれど大きな責任もある仕事

 ゲームプログラマーとして入社し、はじめはウイニングイレブンではない別のゲームの開発に関わっていました。初めてゲームの設定画面を作ることを任されたとき、自分が作ったものを大勢の人に見て使ってもらえるという嬉しさと同時に責任の重さを感じ、ものづくりに対する心構えが大きく変化したことを今でもよく覚えています。実際にゲームを作るとなると、作りたいものが頭の中に浮かんでいても、スタッフの人数や予算、納期などの課題に直面します。これはゲームだけでなく全てのものづくりに言えることだと思いますが、いろいろな制限の中でバランスをとりながら良いものを作って世に出す、ということがどれだけ難しいことかもこの時に強く実感しました。入社3年目くらいの頃にウイニングイレブンの部署へ異動し、今では名前がeFootball™となり私の立場も変わっていますが、その頃から今までずっと制作に関わっています。サッカー、ゲーム、ものづくりが好きな私にとってとてもやりがいがあり楽しい仕事です。
 この仕事の一番のやりがいは、作り上げることの楽しさと、それを多くの方に楽しく遊んでもらえるところにあります。プレイヤーの皆さんからいただいたフィードバックはアップデートや次の作品作りに活かし、より楽しんでもらうにはどうしたら良いかを常に考えています。今はeFootball™のゲーム制作の中心的な立場として、ゲームに関連するさまざまな立場の人たちとの打ち合わせが中心です。ゲームづくりはチーム戦なので、人との関わり、コミュニケーションを取ることをとても大切にしています。ここ数年ではリモートワークが多くなりましたが、相手の表情や感情を読み取りにくいところがあり、より気を遣うようになりました。

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最新技術を取り入れた新しく楽しい体験を届けていきたい!

 これからもゲーム作りを続けていきたいと思っています。ブロックチェーンなど新しい技術がどんどん開発されているので、ゲームに取り入れて新しい体験を届けていきたいです。ゲームが好きで、これを作りたい!これがおもしろい!と自信を持って言えるエネルギーのある学生の皆さんが仲間になってくれることを楽しみにしています。
 1995年から続く「ウイニングイレブン」と海外版「Pro Evolution Soccer(PES)」は、2021年秋に「eFootball™」にタイトルを変え、新たなサッカーゲームとしてスタートしました。同シリーズの制作には2001年から関わっていますが、これまでで1番大きな変革で、世界最大のesportsプラットフォームを目指して今後も進化を続けていきます。基本プレイが無料になり誰でも気軽に遊べるようになったので、ぜひプレイしてみてください。

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ゲーム業界をめざす高校生へのメッセージ

世の中で評判が良いものにたくさん触れてみて!
勉強することはもちろんですが、世の中で評価を受けているものにできるだけ多く触れて、なぜ人気があるのか思考を巡らせてみてください。そのとき、自分の好きな分野のことに限らず苦手だなと思うことにもぜひ触れてみてください。いつかどこかで発想の手助けになってくれるかもしれません。あとは、好きなことや目指したいことなどは言葉にしておくこともおすすめします!

このインタビューは、2022年に行われたものの内容を一部修正しています。

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