トリミングのスペシャリストに聞きました

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いまいずみ ももか▶高校を卒業後、スカイ総合ペット専門学校に進学。卒業後、㈱ファニメデックに入社し、トリミングサロン アラモードのトリマーとして3店舗を経験。現在はトリミングサロン アラモード五香店で、ワンちゃんからもお客様からも好かれるトリマーとして活躍中。将来は自分のお店を持ちたいという夢を叶えるために、日々自らを磨き続ける。

トリマーは生涯腕を磨き続けることができる仕事
その子に最適なカットをして犬の魅力を引き出す

身近でお世話ができるトリマーが魅力的

 幼い頃から、動物が好きで、水族館で働くことにも憧れました。犬も大好きだったのですが、家で飼えなくて、犬と触れあえる仕事に就きたいと考えるようになりました。犬と触れあえる職業といえば、ドッグトレーナーやトリマーですが、やはり身近でお世話ができるトリマーに魅力を感じました。
 実は、自分で犬を飼ったのは最近です。飼ったことで、家に帰ってからも犬を観察できるので、どこの毛が伸びやすいかなどもわかるし、お客さんとも飼い犬の話題で盛り上がりやすくなりました。カットの勉強なども自分の家の子でできますし、仕事にもとても役に立っています。

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飼い主さんの犬が懐いてくれるのが幸せ

 お店には、何カ月もトリミングに来ていない犬が来ることもあります。そういう子をカットしていくと、こんな顔をしていたんだとか、ビフォーアフターがすごく違うので、可愛さを引き出してもっと飼い主さんに可愛がってもらえたらなということでやりがいを感じられます。犬は、やはり目が見えたほうが、可愛いさが引き立ちます。また、その子にあったカットをするように心がけています。鼻の長さや毛の質などがそれぞれの犬で違うので、まったく同じカットはできないのです。その子にあったカットについて、飼い主さんとのカウンセリングで、しっかり話をしておくことが大切です。
 他にも、飼い主さんの犬が懐いてくれることが、一番やりがいを感じるところかもしれません。私の勤めているお店には、長い直線の廊下があるのですが、飼い主さんの犬が遠くから歩いてくるときに、名前を呼ぶと勢いよく走ってきてくれることがあります。そういうときは、本当にうれしいですね。

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トリミングの技術は一生磨き続けられる

 トリマーをやっていて、大変に感じるのは、犬には言葉が通じないということです。私たちトリマーが刃物を持っているということすらも、犬にはわからないので、基本的には協力してくれないものなのです。そうした子たちを、いかに扱うのかが結構大変です。お口の周りをカットをしているときに、ベロをだしてくる子もいます。そういう時は、「今はそこをやるべきじゃない」と考えて、タイミングを見はからって判断していかないといけません。やはり、神経を研ぎ澄ませて、犬をよく見ておかないといけないのです。
 特にトリマーになりたての方は、最初は大変だと思います。時間に追われる仕事でもありますし、犬の扱いなどにもまだ慣れていないでしょう。慣れるまでが大変です。私はトリマー経験5年ですが、それでも、まだまだです。トリマーって、ゴールがない仕事なのです。ずっと勉強中だし、人によってやり方も違っていて、常にお互い教えあったり高めあったりしています。だからこそ、一度慣れてしまえば、ずっと続けられる仕事でもありますし、生涯腕を磨き続けることができる仕事でもあるのです。

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トリマーの仕事をめざす高校生へのメッセージ

トリマーになりたいという気持ちを忘れずに
トリマーは大変な仕事ですが、やりがいは本当にある仕事です。ゴールがない職業なので日々勉強ですし、慣れるまでは、たくさんの葛藤があるでしょう。トリマーになりたいという気持ちを忘れずに向き合えば、続けられると思うし、やりがいも感じられると思います。

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